真白く

全て 形容詞
110 の用例 (0.00 秒)
  • 見おろしている人々の緊張した顔が、その光に真白く浮き出ていた。 ガードナー/田中西二郎訳『どもりの主教』より引用
  • その真白く大きく開いた口の下顎が左右にがくがくと動き出した。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 足はなく、マントの隙間すきまから真白く細長い手がひょろりと突き出ていた。 有沢まみず『いぬかみっ!08』より引用
  • すると、太郎さんの息も、真白く鼻のさきにひろがつて見えます。 土田耕平『峠』より引用
  • はらはらと降りはじめていた雪は、あっというまに視界を真白く染めるほどになった。 雪乃紗衣『彩雲国物語 外伝 1 朱にまじわれば紅』より引用
  • 毎朝のように、葉の落ちた木の枝がどれもこれも霧氷のために真白く花を咲かせる。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • 真白く化粧した女がぞろりと派手な着物を着て坐っている家の前で、豹一は二人と別れた。 織田作之助『青春の逆説』より引用
  • お母さんはお父さんと並んで歩いて居ましたが、その襟もとはやはり真白くなつてゐました。 土田耕平『峠』より引用
  • それは真白くなるまで拭き込まれた卓子の上に、黒い粒々の小さな山を作った。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • 彼は雪で真白くなって家に帰った。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 不自然に真白く塗った外壁がかえってここでは無気味な感じを与えているのである。 島木健作『癩』より引用
  • 私のイメージの中の彼は、ニコッと笑うと歯が真白く、なかなか魅力的なオーラを放っていた青年だった。 群ようこ『撫で肩ときどき怒り肩』より引用
  • しかし、余り暑いと頭の中が真白くなってボーとすることね。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 今にも眼の前に大きな閃光が真白く炸裂さくれつするような気持だった。 松本清張『事故 別冊黒い画集1』より引用
  • 見ると若い親方は、眼を真白くなる程みはって、鏡の中の吾輩の顔を凝視している。 夢野久作『山羊髯編輯長』より引用
  • お父さんの息が、真白く煙草のけむりかなどのやうに見えます。 土田耕平『峠』より引用
  • そのため、新島の海岸は砂浜が真白く美しいことで有名である。
  • 塀土は真白く、木の香も高い新邸である。 吉川英治『新書太閤記(十)』より引用
  • 原稿もケースもそのフィルムの中に真白く溶けてしまった。 山本有三『路傍の石』より引用
  • 顔は上等のパンのように真白く、唇は薔薇のように真紅だった。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』より引用
  • 次へ »

真白く の使われ方