直に

全て 副詞
2,669 の用例 (0.01 秒)
  • 犬は直に云ふ可らざる満足の容子を示してわし達と一しよに歩き始めた。 ゴーチェ・テオフィル『クラリモンド』より引用
  • あなたがこの部屋へ這入って、すぐに気の付いた事があるというのですね。 リルケ・ライネル・マリア『家常茶飯 附・現代思想』より引用
  • 帝に直にたずねたこともあったが、何ひとつ答えてはいただけなかった。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(上)』より引用
  • 戦に参加できなかっただけにタケルの口からじかに聴きたかったのだろう。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 4 東征の巻(上)』より引用
  • 庭に面した戸が開け放してあるので、冷たい風がじかに次郎に吹きつける。 田辺青蛙『生き屏風』より引用
  • 直に彼女と接触していなかったにしては、今の目の泳ぎ方は尋常でない。 宮部みゆき『クロスファイア下巻』より引用
  • 昨夜お比女とじかに拳をせず、間に鳴家を立てたのには訳があったのだ。 畠中恵『うそうそ』より引用
  • 春日さんは一瞬暗い顔をしたが、直に気を取り直したように僕に言った。 福永武彦『草の花』より引用
  • 卒直に私の心持をいえばこの男こそ最も有力な嫌疑者であらねばならぬ。 松本泰『日蔭の街』より引用
  • テーブルを挟んだ向かいの椅子にではなく、彼の足元の床にじかに座った。 岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』より引用
  • 時間はかかったが、それでもやっとじかに話しているという喜びを味わう。 服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』より引用
  • もし真に単純なる意識があったならば、そはただちに無意識となるのである。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • もし承知をするのなら、言ったら直に承知をするはずだ、と僕は思っていた。 福永武彦『草の花』より引用
  • 部屋などの取片着とりかたづけをしているうちに、翌日一日はじきに経ってしまった。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • 王は直にこれを殺そうと思ったらしいが、昔の友情を思って忍んでいた。 バットゥータ/前嶋信次訳『三大陸周遊記』より引用
  • 昔から美しいと思はれたものを直に美しいと考へることは間違つてゐる。 竹久夢二『砂がき』より引用
  • 入口の庭が広く取ってあって、台所のわきからじかに裏口へ通り抜けられる。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • 辰巳屋の家督相続に関して直に口を出せるのがこの一家一門いつけいちもん派の連中だ。 松井今朝子『辰巳屋疑獄』より引用
  • 困って居ると友達が酒飲みに行かんかというから、直に一処いっしょに飛び出した。 正岡子規『酒』より引用
  • 何も欲しい物がないといいますと自分が家に帰ってすぐ包物つつみものを持って来ました。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
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