盗むもの

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  • 特に警察犬訓練所については、盗むものさえないのだから、夜になれば誰も行かなくなるのが普通だった。 五十嵐貴久『土井徹先生の診療事件簿』より引用
  • これは今もってはっきりしないんですが、しかし婆さんよりほかに盗むものはないのですからね。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • 又、そうであるから、バッテリーを盗むものがあったのであろう。 なだいなだ『クレージイ・ドクターの回想』より引用
  • だれもこの老人のものを盗むものはいない。 ヘミングウェー/福田恆存訳『老人と海』より引用
  • また一口の草さえ盗むものはいなかった。 オーウェル/佐山栄太郎訳『動物農場』より引用
  • ふらりと立ち寄ったように見せかけて、盗むものを物色していたのだ。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖1 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』より引用
  • だが盗むものを見つけるんだって、なかなかに容易なこっちゃない。 バルザック/小西茂也訳『ゴリオ爺さん』より引用
  • 「盗むものなんかなさそうだぞ」クリクが背後から声をかける。 エディングス『エレニア記4 永遠の怪物』より引用
  • 誰があんたの目なんか盗むものですか。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第一輯)』より引用
  • 盗むものもないからっぽの部屋に寝ていたあの人の命を、なんのかかわりもないインド人がどうして奪うというの? 篠田真由美『玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿』より引用
  • それに盗むものは宝石や貴金属ばかりで、しかも盗まれても別に困らないような人のものだけにしか手を出さぬというんでしょう? 平林初之輔『探偵戯曲 仮面の男』より引用
  • いくら盗むものがないからって、落書き帳を持って帰るかい? 高橋克彦『星の塔』より引用
  • だれもお前から貧乏を盗むものはいない。 シェイクスピア/大山敏子訳『冬の物語』より引用
  • なぜかと申しますと、こういった姦通を犯したものは精神的に神のみやしろを破壊し、恩寵の器を盗むものであります。 チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』より引用
  • 俺の盗むものは宝石と貴金属に限られている。 平林初之輔『探偵戯曲 仮面の男』より引用
  • その一方で、殺し合っていた悪党たちがもしセントカーナードの町を荒らしたら自分の盗むものがなくなってしまうというだけのことで、ダークウィングと手を組まざるを得なくなることもあった。
  • 出発の二日前、TとKのアパートに怪盗が侵入、貧乏な二人の住居のことだから盗むものにことかいて、その二〇〇ドルの大部分を持ち去って風のごとく消えたのである。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • 本種は各地のアボリジニの伝承において、悪いうわさの担い手あるいは秘密を盗むものとしてよく登場する。
  • 有りあまる金だの土地だのは持たないし、むしろ有りあまる物を持たずにモウケをそッくり生活を豊かにするためにつぎこんでいる国からは、国民の生活以外に盗むものがない。 坂口安吾『もう軍備はいらない』より引用
  • 技は手取り足取り親方が弟子に教えるのではなく、簡単な作業や雑用を行う合間に盗むものとされ、一人前になるには数年から数十年を要する場合すらあった。
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