白白しい

全て 形容詞
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  • おのれの手のふるえてもいないのに気がついて、男はいっそう白白しい心地がした。 太宰治『晩年』より引用
  • と白白しく言つて茶をいれたりした。 室生犀星『蒼白き巣窟』より引用
  • おのれの手のふるへてもゐないのに氣が附いて、男はいつそう白白しい心地がした。 太宰治『陰火』より引用
  • 時刻は深夜三時過ぎだが、地面から装飾用ライトの光を浴びた宮殿は、深夜のやみの中でも白白しく浮かび上がっていた。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第18巻』より引用
  • こう思うと矢代は白白しくなるよりも、むしろ、二人をそんなにしてしまった何か云い知れぬその判決に対して、憤りを感じ、挑戦したくもなるのだった。 横光利一『旅愁』より引用
  • 腹背から受けたその差迫った険しいものの間で、矢代は、辛うじて呼吸をしている白白しい時間をつづけるばかりだった。 横光利一『旅愁』より引用
  • うぬはよくもまあぬけぬけヽヽヽヽと、証拠の品品はのこらず焼き捨てましたなどと、白白しい大嘘をならべて寄越したもんだ。 篠田達明『にわか産婆・漱石』より引用
  • そして「墓場」という名の、映画スタアや政治家の名を書いたイハイが並んでいる、へんに白白しい酒場などをまわりながら、私と「おっさん」とは賭博について、相容れない議論をかわしていた。 寺山修司『書を捨てよ、町へ出よう』より引用