白々しい

全て 形容詞
329 の用例 (0.02 秒)
  • おさへがたい喜びをかくさうともしない白々しさだつた。 島木健作『第一義の道』より引用
  • あたりの闇に白々しく描かれて宙に浮かんでいる。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • こないだのお花見のときも、白々しくそんなめいたことをいってたじゃないの。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • しかし又すぐに何も知らぬ白々しい顔になって冷笑した。 夢野久作『継子』より引用
  • 白々しくもそんなことをいてくる二人を、俺は思いっきりジト目で見てやった。 五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第02巻』より引用
  • 下筋は深沢源吉の徳をたたえたが、白々しく客の頭の上を通りすぎるだけだった。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • そんな事よりも、母親の今の言い方が妙に白々しく感じられた。 山田悠介『@ベイビーメール』より引用
  • 明りを消すと不気味だし、あかあかとつけるとまた白々しい気分になる。 向田邦子『父の詫び状』より引用
  • どうせ白々しくとぼけるのだろうと思いながら訊いてみたが、彼の反応は意外なものだった。 東野圭吾『殺人の門』より引用
  • そして妙なことには、その卒直な言葉が、私の気持ちを却って白々しくさせた。 豊島与志雄『新妻の手記』より引用
  • 透明とうめいのスーツは白々しい照明の中で下にあるはだの色をのぞかせる。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス02 サイレント・トーク』より引用
  • こういう話になると、行助は白々しい感情になってくる。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • 前髪の影を受けた顔の中に、すっと通った鼻筋が白々しく澄していた。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 稲村の件のときと同じように白々しい顔で嘘をついた。 馳星周『生誕祭(下)』より引用
  • 女が、さういふ形で極度に亢奮したのを見ると彼の心は全く白々しくほぐれてゐた。 牧野信一『父の百ヶ日前後』より引用
  • その笑いの白々しさのなかにはあざけりが含まれている。 ムーア『暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル』より引用
  • 煙草を右手の指の間に挟んだままふりかえった男は、やや白々しい態度でそういった。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • しかし、一方の修一郎も、父に電話をかけた後、みょうに白々しい感情になっていた。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • そんな白々しいことを、いくらかてれ隠しの気味もあって、僕は妻へ云ったものです。 豊島与志雄『野ざらし』より引用
  • 二人は会社でも、互に親しい素振は見せず、却って白々しい態度をした。 豊島与志雄『擬体』より引用
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