畏れる

全て 動詞
95 の用例 (0.01 秒)
  • 誰も畏れて避けて通る門の戸を、 押し開けて入る勇気があるなら行け。 ゲーテ/森鴎外訳『ファウスト(上)』より引用
  • そんなふうに思うと、ぼくは自分自身に対して畏れを抱いてしまうのだ。 原田宗典『どこにもない短篇集』より引用
  • 記憶の中で、雨の中を歩いて行くアヤちゃんの背中に深い畏れを感じた。 車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』より引用
  • 誰もが認める作家である彼女に、目がくらむほどのおそれを感じていたこと。 野村美月『文学少女シリーズ08 “文学少女”と神に臨む作家 下』より引用
  • その顔にも、すぐにハルユキの顔にあるのと同じ種類のおそれが浮かんだ。 川原礫『アクセル・ワールド 04 -蒼空への飛翔-』より引用
  • 宇宙の広さにおそれをおぼえながら、二人は窓のそばに立ちつくしていた。 E・E・スミス/川口正吉訳『宇宙のスカイラーク』より引用
  • 今日まであなたにほしいままな表現をせずに神様を畏れてまいりました。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • もしかしたら誰か若い人とアベックだかも知れないというおそれもあった。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • 自分でも驚いたことに、驍宗は目の前の子供におそれを感じていたのだ。 小野不由美『十二国記 04 風の海 迷宮の岸(下)』より引用
  • 彼はそのことを、恐ろしいしからぬ罪を思って、深い畏れをおぼえた。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 余りな重さとおそれに彼は自分で抱えこんだ大魚に狼狽したものらしい。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 日本人にとって神は超自然的な物であり、畏れられると共に敬われもした。
  • 男の性器を滑稽だと思おうとするのは、一種のおそれのためかもしれない。 林真理子『不機嫌な果実』より引用
  • しかし、神をも畏れない人間がこの世には確かに存在するのだから。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅸ 対立の町<下>』より引用
  • それは話してきかせる林作自身が畏れを持っていないのを見たからだ。 森茉莉『甘い蜜の部屋』より引用
  • 大衆はその威厳ある様子を畏れながら塔のあいだの谷間に群がっている。 コニイ『ハローサマー、グッドバイ』より引用
  • 私の子供時代は、墓地とは死者の世界であり、畏れがそこを支配していた。 中村希明『怪談の科学―幽霊はなぜ現れる』より引用
  • 隊士たちはみな、奴の強さを畏れつつ、奴の品性の卑しさを侮っていた。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
  • これがこの人の本当の姿なのかもしれない、とヨシエはおそれを持って眺めた。 桐野夏生『OUT(上)』より引用
  • 応接間へ通しただけでも警察に対するおそれと構えがあるのであろう。 森村誠一『新・人間の証明(上)』より引用
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