画然と

全て 副詞
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  • この社会的コムミユンはやがて画然と限定されたものでなくなるであらう。 石川三四郎『社会的分業論』より引用
  • そこでは、生者の世界と死者の世界とは、画然と区別されてはいなかった。 福井憲彦『時間と習俗の社会史 ―生きられたフランス近代へ』より引用
  • こういうものを画然と分離するところに、フーコーがあり、西洋がある。 養老孟司『脳の見方』より引用
  • 後に大奥が画然と仕切られてからは、想像もできない自由さであった。 稲垣史生『考証[大奥]』より引用
  • 動かない制度の下に画然と区分され、そうして何代となく重ねた。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • この大きな体系の中に古今を通じて画然と一つの大きな線を引いているものが三十一字の短歌である。 寺田寅彦『俳諧の本質的概論』より引用
  • 若い頃とは画然と違う実感であり、目前で何か巨大なものが広がるようだった。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • いまこの瞬間に世界を凍結させたとしたら、存在しているものと存在していないものは画然と峻別しゆんべつされるだろう。 鳥飼否宇『中空』より引用
  • さて大名の住居はすべて画然と表奥に分れていた。 稲垣史生『考証[大奥]』より引用
  • おそらくこの点が、日本の枕絵と諸外国の同時代の春画とを画然と分ける大事な点だろう。 足立倫行『アダルトな人びと』より引用
  • だが、そうした教育係と、この添削をした者とは、態度において画然と違った。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • 砂丘の険しい方の側面は今は画然かくぜんと東を向いていた。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • 小学校から男女を画然と分けて教育していた当時としては、大学相当の医学校で男女共学を許すというのはとてつもない冒険であった。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • これまで相手にしてきた坊主どもとは、画然と違う。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • その経験が新美と恋人の差を画然とわけた。 井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』より引用
  • しかし実社会は非常に複雑してゐるのであつて、大まかに資本家とプロレタリアといふ風に画然と別れてゐない。 芥川竜之介『プロレタリア文学論』より引用
  • 塀はイモタル郷と外の世界を画然と分けるためか、起伏に沿って延々と続いている。 倉橋由美子『アマノン国往還記』より引用
  • 人間すべてが善悪いずれかに画然とわかたれていて、それに応じて行動すればいいとしたら、人生はいかに単純で気楽だろう。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • だがこの政見的お喋りと政治的見解との間には画然と引かねばならぬ境界の一線がある、ということが分析されるに至ったのである。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 次に幹部俳優の部屋がいくつかあり、大部屋があって、出演者のキャリアによって、画然と差別されていた。 井崎博之『エノケンと呼ばれた男』より引用
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