町四方

110 の用例 (0.01 秒)
  • 一町四方を囲んだ塀の中でしか彼女の姿は動いていなかったのである。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 一町四方ほどを残して火の海であるが、その火の海はもはや近づいてこなかつた。 坂口安吾『戦争と一人の女』より引用
  • 一町四方ばかりの内裏のまわりを、何事かを低く唱えながら歩くのである。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • 谷尾喜右衛門やつおきえもんやしきは、この静かな一劃に一町四方を占めて建っていた。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 一町四方を占めた建物も広い邸だけに、見る者の眼には壮大な廃墟と変わってきた。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 創建時は堺の町の中心に位置し、広さは二町四方、六つの塔頭を有していた。
  • およそちょう四方ばかりの間、扇の地紙じがみのような形に、空にも下にも充満いっぱいの花です。 泉鏡花『薬草取』より引用
  • 大名の抱え医者は一応、主人の屋敷より八町四方の中に居住することになってはいたが、実際には守られていなかった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 15 恋文心中』より引用
  • 砲筒の中に突き固められていた鉄丸、鉛玉が一町四方に飛散した。 茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実-』より引用
  • 現代からは想像もつかぬ田園風景で、杉林を背にした地蔵ヶ原は約一町四方の草原だ。 池波正太郎『剣客商売 12 十番斬り』より引用
  • 寺院の規模は1町四方よりも大きいことが判明しているが、伽藍の正確な配置は未確定である。
  • 一町四方にまたがって、毎日畳刺しが七人ずつ来て畳をはり替えたという邸である。 五味康祐『薄桜記』より引用
  • と、空の声が三町四方に蚤の飛ぶ音も判る耳に降りて来た。 織田作之助『猿飛佐助』より引用
  • 広さは約1町四方で、ほぼ土豪の一般的な大きさである。
  • ちよう四方、周囲に深いほりと高壁をめぐらしたものであった。 海音寺潮五郎『天と地と(四)』より引用
  • 非常に大きな平城だったと考えられており、その規模は東西三十四間、南北三十八間、総構は二町四方あったとされている。
  • 実際O家は此の町の一端何町四方を邸内に採っている。 岡本かの子『かの女の朝』より引用
  • それが三四町四方一面に吹き出すのだからさかんに違ない。 夏目漱石『二百十日』より引用
  • 松原の中に一町四方ばかりの墓原はかはらがある。 夢野久作『空を飛ぶパラソル』より引用
  • 三町四方もあるだだっ広い雪の原のうえに、藪下の方から真直に続いている殺された娘の二の字の下駄の跡だけ。 久生十蘭『平賀源内捕物帳』より引用
  • 次へ »