用心深い彼

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  • 用心深い彼はいつもしのびの者を国内に放って情報を集めているのだ。 海音寺潮五郎『天と地と(二)』より引用
  • 用心深い彼は生還ののぞみしかとしない危地に入り込む勇気をもたなかった。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 用心深い彼をそっと持ち上げて、事件がお延のために彼をそこまで運んで来てくれたと同じ事であった。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 娘の黒い眼が用心深く彼を見つめた。 ガードナー/鮎川信夫訳『すねた娘』より引用
  • 一人の女が用心深く彼を見つめながら通りかかった。 ムアコック『この人を見よ』より引用
  • 彼女は用心深く彼の愛情を助長しながらも、表面はあくまで中年の夫を深く愛しているように見せることに気を配っていた。 クリスティ/松本恵子訳『ゴルフ場殺人事件』より引用
  • 三人の男は、用心深く彼を見つめた。 マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』より引用
  • 用心深い彼の理性が、そのことを告げていた。 浅野誠『ビジネスマンの精神病棟』より引用
  • 乙女の睡眠の底で、やっと弱くなった不安と愛情が、用心深く彼にしがみついているのが感じられた。 コレット/石川登志夫訳『青い麦』より引用
  • その用心深い彼が、この女、つまり、麻川ユキと関係を持ったのも、打算があったからだ。 山村美紗『殺意のまつり』より引用
  • 用心深い彼のこと、もちろん帯剣はしている。 吉野匠『レイン6 大戦勃発 !』より引用
  • この証書の代金と証書とを引き替えるに当たって、用心深い彼がどんな方法を思いついたかについては、彼の死後、財産目録を調べてみても全然見当がつかないのである。 バルザック/山口年臣訳『ウジェニー・グランデ』より引用
  • しかもなお用心深く彼は、石切橋の付近で自動車をおりると、そこから徒歩で、ゆっくりと大日坂を登っていった。 横溝正史『殺人暦』より引用
  • 用心深く彼は答えた。 梶山季之『罠のある季節』より引用
  • 用心深く彼は云った。 梶山季之『罠のある季節』より引用
  • 用心深い彼のことだ。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • と、用心深く彼はいった。 三浦哲郎『愛しい女』より引用