用心深い人

20 の用例 (0.00 秒)
  • 責任のない者も、完全に全てのことに用心深い人もいないのだから。
  • 祖父はとても用心深い人だし、簡単につかまったりはしないわ。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』より引用
  • あの人も大変用心深い人で、それを忘れるはずはないんです。 赤川次郎『冬の旅人』より引用
  • 非常に用心深い人で、出演中絶対に素顔を見せないのはもちろん、安達やスタッフと親しくなってからも連絡は一方的に彼の方からしてくる。 足立倫行『アダルトな人びと』より引用
  • 父親は用心深い人だったとおろくはいった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 22 清姫おりょう』より引用
  • どうせパートナーを探すんだったら、もっと用心深い人にして。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • 彼はいわゆる用心深い人で、笑うのはしっかりした理由があるときだけ、すなわち、理窟りくつと法則とにかなったときだけである。 吉田甲子太郎『スリーピー・ホローの伝説』より引用
  • 女は、戦争の末期のころ、ラジオ放送でアナウンサーが見え透いた嘘をつくたびに自分が腹を立てると、男が、外でそんなことを口走ると憲兵につかまるから気をつけてくれとうるさく頼んだことを思ひ出し、あれだけ用心深い人が首相になつてからはどうしてときどき失言をするのかとからかつた。 丸谷才一『女ざかり』より引用
  • 盗人がつかまっても自転車がまだなくなるので、用心深い人たちは近くの漁師の家にあずけるようになった。 井伏鱒二『多甚古村』より引用
  • G町は今でこそ市内と同じように、住宅や商家が軒を並べた明かるい町になっていますが、十年前のその頃は、建物よりは空き地のほうが多いような、ごく淋しい場所で、夜など、用心深い人は提灯を持って歩くほどの暗さだったのです。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 愛する人々の身の上に関する場合には、用心深い人の心もあらゆる狂気じみたことを考え出すものである。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 千吉さんは用心深い人だから、自分の行く就職先が不正なところかどうか、あらかじめ大阪の人事相談係に問い合せておこうというのであった。 井伏鱒二『多甚古村』より引用
  • またペールゼン侯爵はたいへん用心深い人でもある。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第04巻』より引用
  • 外套の襟をふかぶかと立てたその姿は、わたしみたいに日常のかれをつぶさに知っている人間でなければ、おそろしく神経質な、用心深い人に見えたにちがいない。 カー/平井圭一訳『黒死荘殺人事件』より引用
  • ジャガ芋の芽にはゾラニンという毒質を生じますから色のあかい芽の処は料理の時に切って捨てたり用心深い人は発芽の時のジャガ芋を食べません。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 圓城寺さんは用心深い人です。 高井有一『立原正秋』より引用
  • 小心で用心深い人なのだろう。 坂口安吾『能面の秘密』より引用
  • 神さまは用心深い人をお守りになるですよ。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「退屈な話」』より引用
  • さて、この人は、すこぶる美人で愛くるしい婦人を妻にもっておりまして、その名をテッサ夫人モンナといい、マンヌッチョ・ダ・ラ・ククリアの娘で、大そう利口で、用心深い人でございました。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(中)』より引用
  • 何ごとにつけ、用心深い人たちだ。 バローズ/佐藤高子訳『ペルシダーに還る』より引用