生臭い

全て 形容詞
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  • 知っているからこそ平和な時間にはその生臭さを持ち込みたくないのだ。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第08巻 「風塵の群雄」』より引用
  • 生臭料理か精進料理かわからないような味は、食べない方がましなのよ。 駒田信二『好色の戒め 「肉蒲団」の話』より引用
  • 影は右手を上げておれたちを招きながら、反対方向に生臭なまぐさかたまりを投げた。 喬林知『今日からマ王 第14巻 「やがてマのつく歌になる!」』より引用
  • 汗と皮の匂いがないまぜになり、ジムには獣のおりのような生臭さがある。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • 寝ている地面も濡れていて、コンクリートのようだがなんとなく生臭い。 田中哲弥『大久保町は燃えているか』より引用
  • しかし思いとは別に、戦場では血生臭い風がすでに吹きはじめていた。 茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』より引用
  • 両手で頭を抱えて目を閉じたそのとき、暖かく生臭い息を首筋に感じた。 篠田節子『レクイエム』より引用
  • そんな話を生臭くなく書くためには、舞台設定は大きなポイントになった。 小池真理子『第三水曜の情事』より引用
  • タイ国から遊びにきた知人は、「日本の卵は生臭い」といって食べない。 向田邦子『父の詫び状』より引用
  • それは暗い空に走った最初の稲妻のように、生臭く、怖いものであった。 小堺昭三『カメラマンたちの昭和史(5)』より引用
  • 実生活の生臭い風にお顔を撫でられるのが、とてもとても、いやなんだ。 太宰治『お伽草紙』より引用
  • でも今夜は、いつもと違った生臭さがして、蠅の羽音が漂っていました。 雀野日名子『トンコ』より引用
  • 吐き気のするような生臭い臭気がその方向から風に流れて鼻についてきます。 遠藤周作『沈黙』より引用
  • 死んでしまって初めて人間から生臭さがとれて重みが出てくるの。 大藪春彦『野獣死すべし』より引用
  • 三十組だか四十組だかの新婚の間にいたんでは生臭くっていけない。 山口瞳『酔いどれ紀行』より引用
  • その粗暴な外見とは反対に、徳次はさういふ血生臭ちなまぐさいことが嫌ひだつた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • 義姉のイメージとともに生臭い血のにおいが思い出されたからであった。 高橋克彦『幻少女』より引用
  • 平和な現実世界を逸脱し、血生臭い非現実的の世界へと移りつつある。 高橋龍也『痕 ―きずあと―』より引用
  • 村人たちはダム計画と戦うためならどんな血生臭い手段もいとわない。 竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 04 暇つぶし編』より引用
  • 女を利用するのも実力の一部だとうそぶいたあの生臭さは何処へ行ってしまったのだ。 森村誠一『虚無の道標』より引用
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