生温い

全て 形容詞
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  • どこか生温なまぬるい不穏な風が吹いていますが、雨が降りそうでもありません。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』より引用
  • 生温い糊のようなものは頭にも浸透して来て、そこに灰色のもやをかける。 中島敦『環礁』より引用
  • 生温い糊のやうなものは頭にも浸透して来て、そこに灰色の靄をかける。 中島敦『夾竹桃の家の女』より引用
  • 生温い糊のやうなものは頭にも浸透して來て、そこに灰色の靄をかける。 中島敦『環礁』より引用
  • 背後には生温い夏の名残があるのに、伸ばした手の先には冷えた風がある。 岩井志麻子『夜啼きの森』より引用
  • 裁判長があんな生温なまぬるい訊問の仕方をするから何にもならないのだ。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 現在私を取り囲む生温いものとは、つまり私の子どもたちと夫のことである。 森瑤子『恋愛関係』より引用
  • 僕はその生温いよごれた着物を一枚一枚と脱ぎ棄てながら歩いたのだ。 原口統三『二十歳のエチュード』より引用
  • バイトの女の子が持ってきた紙コップのコーヒーはどれも生温なまぬるくなっている。 岩井志麻子『恋愛詐欺師』より引用
  • 我ら東洋人は科学文明に遅れ、西洋人に比し誠に生温い生活をして来た。 石原莞爾『戦争史大観』より引用
  • それは彼の指を、ずっと細い、生温い、熱に震えている指を包んでくれた。 モーパッサン/杉捷夫訳『シモンのパパ』より引用
  • 血が生温く手を濡らすが、傷口が動脈から遠いことに彼はやや安堵した。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 「父を売る子」は勿論、この生温い小説すら彼には続ける力が消えた。 牧野信一『父を売る子』より引用
  • 生温い風に髪が乱れるのを押さえながら、私は示された方向に目を馳せる。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • 辰男の叔父おじである仁平の訪問を受けたのは、生温なまぬるい風のある宵だった。 岩井志麻子『夜啼きの森』より引用
  • 或る種の生温なまぬるさよりは寧ろ悪徳の方が我々にとって危険の度が尠いかも知れぬ。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • 生温い風に吹かれながら、ただ兄の後ろにいるものを凝視していた。 岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』より引用
  • 走り始めた鈍行どんこう電車が起こす生温なまぬるい風の中で、高上昇たかがみのぼるはグウーと伸びをした。 柴村仁『我が家のお稲荷さま第01巻』より引用
  • 僕のいい加減な返事に、「やっぱりそうなんだ」と枇杷島が生温なまぬるく笑う。 入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 03 死の礎は生』より引用
  • るいものがこみ上って来たかと思うと、ドロッと口の中に咳出された。 織田作之助『ひとりすまう』より引用
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生温い の使われ方