生暖かい

全て 形容詞
426 の用例 (0.01 秒)
  • 八五郎が飛び込んで来たのは月が変ってから、ある生暖かい昼頃でした。 野村胡堂『銭形平次捕物控 11』より引用
  • 空気は生暖かく、桜の花のかぐわしいにおいが部屋の中にまで立ちめていた。 福永武彦『草の花』より引用
  • そのからだはまだ生暖かったが、彼のむき出した眼はもう動かなかった。 山田風太郎『警視庁草紙(下)』より引用
  • すぐにうっという声が漏れ、おれの腹の上に生暖かいものが落ちてきた。 馳星周『不夜城』より引用
  • その生暖かい顔が玲奈の顔であることを順子は確かな感覚の中でさとった。 小池真理子『仮面のマドンナ』より引用
  • すると草刈季節の生暖かい、愛撫あいぶするような夜の空気を顔一面に感じた。 モーパッサン/新庄嘉章訳『女の一生』より引用
  • 急に緊張きんちょうしたせいか、風が冷たいような生暖かいような、変な感覚だった。 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』より引用
  • それはまだ雪が溶けたばかりだというのに、妙に生暖かい晩のことだった。 茅田砂胡『大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝』より引用
  • 生暖かいものが口中に広がっていくと感じたのは、十数秒の後である。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • 妙に生暖かい風だなと思いながら、私は風の吹いてきた方向に目を遣った。 坂東眞砂子『旅涯ての地(上)』より引用
  • ピッチに数千人の息が吹き込まれ、生暖かい風が吹いたかに感じられた。 野沢尚『龍時(リュウジ)03―04』より引用
  • 生暖かった、きっと少し前に隣りの八百屋の店先に並んでいたのだろう。 デュラス/三輪秀彦訳『ジブラルタルの水夫』より引用
  • 或生暖かい曇天の午後、僕は或雑貨店へインクを買いに出かけて行った。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • すずやかな風に生暖なまあたたかいものを感じて顔を上げると、そこには獣精霊がいた。 秋田禎信『エンジェル・ハウリング 第03巻』より引用
  • 若者たちのし殺した息が乱れ、何か生暖なまあたたかいものがジョクのほおを打った。 富野由悠季『オーラバトラー戦記 01 アの国の恋』より引用
  • 或生暖かい曇天の午後、僕は或雑貨店へインクを買ひに出かけて行つた。 芥川竜之介『歯車』より引用
  • その通りにしたら、急に生暖かい物を咽喉のあたりにぶっかけられました。 梶山季之『現代悪女伝・欲望の罠』より引用
  • 冷たい風と生暖かい風が一緒に吹きつけ、上から雪と氷の塊が降り注いでくる。 冴木忍『カイルロッドの苦難 6 悲しみは黄昏とともに』より引用
  • 氷のように冷たい水なのに、まわりが氷点下のせいか何故か生暖かく感じる。 佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』より引用
  • 季節柄、ややなま暖かいものではあるが、それでも新鮮な空気を感じられた。 片山憲太郎『電波的な彼女01』より引用
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