生憎僕

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  • しかし葉巻がどこにあるかは生憎あいにく僕には見当もつかない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • それがまた生憎あいにく僕には興味の乗らない話題ばかりなので、僕はみんなを相手にする事もできず、高木一人を相手にする訳にも行かなかった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 生憎あいにく僕等には、昆虫や盲者めくらが持ち合わせているほど、空間に対する感覚が正確でないのですよ。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • O君は生憎あいにく僕の問に答えることは出来なかった。 芥川竜之介『本所両国』より引用
  • ところがこの頃退引のっぴきならない事情があって沼南に相談すると、君の事情には同情するが金があればいいがネ、とたもとから蟇口がまぐちを出してさかさに振って見せて、「ない、同情するには同情するが生憎あいにく僕にも金がない」という、こういう挨拶だ。 内田魯庵『三十年前の島田沼南』より引用
  • 生憎あいにく僕一人だが。 芥川竜之介『秋』より引用
  • ここでもしも僕が忍野だったなら、似合いもしない癖にニヒルを気取って、火のついていない煙草でもくわえ、二人に向けて、何かいいことがあったのかどうかとでも訊く場面なのだろうけれど、生憎あいにく僕は、未成年だった。 西尾維新『化物語(上)』より引用
  • が、生憎僕もさつきから、醉はない者には解らない眠氣に襲はれてゐた所だから、聞いてゐる中にだんだん返事も怪しくなつて來た。 芥川竜之介『軍艦金剛航海記』より引用
  • O君は生憎あいにく僕の問に答へることは出来なかつた。 芥川竜之介『本所両国』より引用