生憎とその

8 の用例 (0.00 秒)
  • ロレンスはクメルスンには毎年夏にしか来ず、生憎あいにくとその祭りを見たことがない。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅲ』より引用
  • ただでもらうには気が引けてしまうような昼食だが、生憎あいにくとその心配はなかった。 支倉凍砂『狼と香辛料ⅩⅠ Side ColorsⅡ』より引用
  • 生憎あいにくとその思出したばかりでも頭脳あたまの痛くなるようなことが、しきりに気に掛った。 島崎藤村『ある女の生涯』より引用
  • しかし生憎とその橋の袂には交番がある筈だった。 海野十三『深夜の市長』より引用
  • ところが生憎あいにくとそのビンが階下の研究室においてありますので、患者をいすにかけさせたなりで、急いでそれを階下へとりにゆきました。 ドイル『入院患者』より引用
  • ところが生憎とその伝七郎までが、きょうは早朝からいないのだ、先代拳法の天分は、兄よりはこの弟のほうに多分によい質があると人々は見ているのだが、責任のない次男坊の立場にあるので、至って暢気者のんきものだ。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • ネギさんの亭主古畑大八郎は、生憎あいにくとその近くに居合わせなかったのか、あるいはまた、かかわっては損だとして、見て見ぬふりをしたのかも知れない。 梅崎春生『幻化』より引用
  • 生憎あいにくとその日は、忠助や他の番頭たち、それに音松までも集金に出て居り、残っているのは、手代から小番頭になった留吉だけであった。 花登筐『あかんたれ 土性っ骨』より引用