生憎この

17 の用例 (0.00 秒)
  • 一番相応しいのは電車だろうが、生憎あいにくこの辺りには駅らしい駅は無い。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • 生憎この約束は内閣の公約した政策と全然反対のものであった。 坂口安吾『露の答』より引用
  • 生憎この約束は内閣の公約した政策と全然反対のものであつた。 坂口安吾『露の答』より引用
  • 私はかねがね大橋巨泉のファンだったが生憎この番組だけは見ていなかった。 遠藤周作『それ行け狐狸庵』より引用
  • しかし近代の日本には生憎この言葉は通用しない。 芥川竜之介『僻見』より引用
  • かう云ふ問題が出たのですが、実を云ふと、わたし生憎あいにくこの問題に大分だいぶ関係のありさうな岩野泡鳴いはのはうめい氏の論文なるものを読んでゐません。 芥川竜之介『イズムと云ふ語の意味次第』より引用
  • そのの伝吉を語ることは生憎あいにくこの話の主題ではない。 芥川竜之介『伝吉の敵打ち』より引用
  • それは奇麗ごとではないかもしれないが、それと同様に真理ではなく、ただの異常なのだと空々に教えてくれる人間は、生憎この場には誰もいなかった。 西尾維新『悲鳴伝』より引用
  • 生憎この時発車を知らせる警鈴が鳴つて、私は駅員に注意されて残念ながら車からはなれなければならなかつた。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • 生憎あいにくこのとき、白井平右衛門のかたわらには佳寿がいなかった。 杉本苑子『絵島疑獄(上)』より引用
  • が、肝腎かんじん篤介あつすけの姿は生憎あいにくこの部屋には見当らなかった。 芥川竜之介『春』より引用
  • けれども生憎この物語の読者諸君は万人が万人金策の苦労に叩きあげた鋼鉄の勇士とばかりは限らない形跡がある。 坂口安吾『金談にからまる詩的要素の神秘性に就て』より引用
  • 生憎あいにくこの和歌を僕はもう忘れてしまったが「水はぐむ」とか何とかいう枕言葉に始まっていて、住持にはこの枕言葉の意味が分らないのである。 坂口安吾『青春論』より引用
  • 生憎この日は明け方から季節外れの雪模様でもあり、一時は大きな牡丹雪が盛んに降り、辺りは真っ白になった。
  • ところが生憎あいにくこの時、プリン・アラモードは売り切れていた。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • が、婚礼の当日お熊さんが亡くなられた不思議な出来事は已にしつかりした事実であつて、婚礼とお通夜と、生憎この二つは今更どうすることも出来ない。 坂口安吾『村のひと騒ぎ』より引用
  • 生憎このレコードも亦求めて得られぬ恋に過ぎなかつたが、併し私は端唄や、清元や、新内の「明烏」のやうなものを買ひ求めて、暫くの間これに聴き耽つてゐた。 阿部次郎『帰来』より引用