生ける

全て 動詞
1,229 の用例 (0.02 秒)
  • これまで一度たりとも自分で自分のために花を生けたことなどなかった。 恩田陸『ライオンハート』より引用
  • 中は庭になっていて、縁側のある座敷で花を生けている娘の姿が見えた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さんだらぼっち』より引用
  • 天下様、即ち生ける神のもとでの自由競争の社会がひらけたわけである。 唐木順三『千利休』より引用
  • 花を生けていたあぐりのりんとした表情には芯の強さが感じられたからだ。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さんだらぼっち』より引用
  • そして口を出すこともなく、熱心に生ける僕を完全に放っておいてくれた。 吉田修一『パーク・ライフ』より引用
  • 六枚半の椿の一輪生けは、とうとう三枚半に縮められてしまったのです。 李御寧『「縮み」志向の日本人』より引用
  • 数万、数十万の生ける死者たちが、ここを通ってムマへと向かったのだ。 菊地秀行『吸血鬼ハンター10b D-双影の騎士2』より引用
  • その建築はどうやら生けるはらわたの入ったガラス管を中心とするように見えた。 海野十三『生きている腸』より引用
  • あたかも彼の空しい魂の中に生ける神が飛び込んできたかのようだった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 生ける死者を撃退した後に、別の死が翼を広げてやってきたのだった。 菊地秀行『吸血鬼ハンター17a D-白魔山 上』より引用
  • ようやく、わたしは肉体を得て、生ける者の世界へもどることができる。 ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会7)魔法博物館の謎(TXT)』より引用
  • と、たちまち、この視線によって、生ける者同士の生きた関係が生れた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • そうやって集合しようとする生ける闇を分断しながらグインは怒鳴った。 栗本薫『グイン・サーガ 001 豹頭の仮面』より引用
  • 私はそれから床の正面に生けてある花がいやでなくなりました。 夏目漱石『こゝろ』より引用
  • といっているように、まるで花が何かを臆するように生けられている。 赤瀬川原平『優柔不断術』より引用
  • 花樹かじゆの枝を切ったものが、花瓶からあふれるくらいたくさん生けてある。 姫野カオルコ『変奏曲』より引用
  • カクテルテーブルの上には低くて広いガラス製の花瓶に花が生けてあった。 藤田宜永『標的の向こう側』より引用
  • かくて空気は鳥の住みかとなり 魚には海、他の生けるものには陸ありき。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • わが国の伝説によると、始めて花を生けたのは昔の仏教徒であると言う。 村岡博『茶の本』より引用
  • 生きとし生けるものの中では資格に於ていわば半人半神の座に置かるべきものであった。 岡本かの子『富士』より引用
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