生あたたかい

全て 形容詞
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  • 別人のような顔から出たその言葉は、生あたたかくゆみ子の耳に届いた。 吉行淳之介『技巧的生活』より引用
  • 中はかなり広い様子で、油の匂いのする生あたたかい空気もかすかに流れてくる。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『09 恐怖の巨人衛星』より引用
  • だが、外の空気は部屋の空気とほとんど変わらず、生あたたかかった。 シムノン/長島良三訳『メグレと宝石泥棒』より引用
  • 窓を開けたら、一瞬の冷気だったが、すぐに生あたたかい風に変った。 佐木隆三『旅人たちの南十字星(「逃亡射殺」に改題)』より引用
  • 汗とは別に生あたたかいものが胸から腹を伝わっていく。 菊地秀行『トレジャー・ハンター06 エイリアン魔界航路』より引用
  • 外に出てみると、港の方から霧が流れてきて、空気は生あたたかくじっとりとしていた。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『09 恐怖の巨人衛星』より引用
  • 傷に沿って指をわせていくと、生あたたかいものがあふれてきた。 菊地秀行『幽剣抄』より引用
  • 生あたたかいもので唇をふさがれているような感じだった。 南里征典『麻布憂愁夫人』より引用
  • おまけに熔岩原をわたってくるモヤだから人肌のように生あたたかいや。 坂口安吾『安吾の新日本地理』より引用
  • 生あたたかい手を振り払って言うと、今度は心配そうな顔で、じっとあたしを見た。 野村美月『文学少女シリーズ13 “文学少女”と恋する挿話集3』より引用
  • 柄にもなくそう思った半十郎は、すぐに生あたたかい体臭のようなものに顔をつつまれた気がして顔を上げた。 藤沢周平『秘太刀馬の骨』より引用
  • 肉のちぎれる音がそれに混じり、生あたたかいものが、おれの顔にかかった。 菊地秀行『トレジャー・ハンター16 エイリアン蒼血魔城』より引用
  • 二階の足場に立つと、汗と埃にまみれた腕に、生あたたかい雨が当たった。 吉田修一『熱帯魚』より引用
  • 彼は、自分の伜がこう言ったときの、生あたたかい息が、自分の顔にかかるのを感じた。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(4)』より引用
  • おまけに目かくしした奴が生あたたかいのだから妖しい気持だね。 坂口安吾『安吾の新日本地理』より引用
  • その日は十月下旬にしては妙に生あたたかい日であった。 三浦綾子『銃口』より引用
  • その刹那せつな、何かしら、生あたたかい、ねっとりとしたものが額に触れたのだ。 高木彬光『妖術師』より引用
  • 喫茶店を出て、春の夜らしいなまあたたかい雑踏ざつとうを渋谷駅まで歩いた。 平岩弓枝『湯の宿の女』より引用
  • 濡れた毛のようなものが手にさわって、全体が生あたたかく、妙にぬらぬらしている。 林不忘『魔像』より引用
  • いわば生あたたかい屍体したいの重さをもっていたのだ。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
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