生々しい傷

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  • 二年後の十月三日に死ぬまで彼は生々しい傷を持ち続けた。 竹下節子『パリのマリア』より引用
  • 額に生々しい傷のある黒猫が毛皮を擦り寄せてきている。 雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第02巻 イグナシス覚醒』より引用
  • 右頬の唇に近い場所に、生々しい傷がある。 夢枕獏『東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術』より引用
  • 由希子は彼の体に残る、生々しい傷の跡を思った。 西田俊也『love history』より引用
  • 唇を固く結んだまま、由希は冷ややかな視線で、板の表面の白く生々しい傷を見つめていた。 篠田節子『ハルモニア』より引用
  • 生々しい傷の様子をこの目で見たばかりであるにもかかわらず、その事実をどうしてもまだ、実感として捉えきることができなかった。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • ボードレエルがのこしたような、傷の生々しい傷ましさから迸しりでたものとは違う。 坂口安吾『悲願に就て』より引用
  • ボードレエルがのこしたやうな、傷の生々しい傷ましさから迸しりでたものとは違ふ。 坂口安吾『悲願に就て』より引用
  • なるほどよく見ると、体はやせ細り、尻尾しっぽの先には生々なまなましい傷があって、寒さにぶるぶる震えています。 豊島与志雄『天下一の馬』より引用
  • そればかりでなく、皆さんの家々でも、一人一人の肉親の間にも、その歴史につながつて、みな生々しい傷手を殘されてをられるでせう。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 最愛の息子の死という生々しい傷もまだえぬ彼女たちにとって、反逆者東京ローズは格好なうっぷんのはけ口となった。 ドウス昌代『東京ローズ』より引用
  • しかも鼻っ柱を一文字に横切る生々しい傷があった。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 05b ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(下)』より引用