生々しい体験

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  • 自分の生々しい体験を基にした、現実的でありながらヒューマニズムの傾向が強い作品を書いてきた小説家である。
  • 最後に災害の生々しい体験記が掲載されていた。 柳田邦男『空白の天気図』より引用
  • しかも彼はそうした事柄を、単なる知識として知っていたのではなく、生々しい体験を通して理解していた。 小杉英了『シュタイナー入門』より引用
  • これは、この男の生々しい体験でありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 福沢にしても、当時の生々しい体験とそこからくる鮮烈な印象を日記の形で書きのこしていたならば、認識不足に基づく見当ちがいがあったとしても、内容はもっと別なものになっていたにちがいない。 大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』より引用
  • 藤沢は自分の生々しい体験を語るよりも、勝負師・升田としての言葉として話したほうが説得力があると思い、意識して升田の名前を使った。 佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(下)』より引用
  • 意識を意識することが病いなら、どんな生々しい体験もこの病いのところまでは極端にひき込まなければすまされないのが、おおよそ自意識が演じる劇の特徴である。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • この困惑はどんな生々しい体験もいざ反省的に意識にのぼせてみるとぼんやりしか浮んでこないといった具合にやってくる。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • つぶし島田に赤い手絡てがらの、こってりした作りで、あの女から夜中に襲われた生々しい体験を持つ宇津木兵馬は、その時のことを思い出すと、ゾッとしてしまいました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 迫真に迫ったヘロイン中毒の演技、クリスチーネが売春客と絡む生々しい体験、禁断症状のシーンで見られるストレートな表現などは、「ドイツ映画ではこれまでなかったもので、古い世代の観衆には大変なショックを与えた」という。