生々しいもの

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  • 私が生きるためにはもう生々しいものは必要がないということなのだろうな。 酒見賢一『語り手の事情』より引用
  • はじめて彼が求めてきたときの感覚もまた、生々しいものであった。 菊地秀行『妖戦地帯1 淫鬼篇』より引用
  • ショックには慣れることがあっても、恐怖きょうふは、いつまでも生々なまなましいものだ。 赤川次郎『魔女たちの長い眠り』より引用
  • 荷物に表現される生活状態というものは生々しいものです。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 小楊子へ生々しいものが着いて来るようではまだ揚がらないのです。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 私が生々しいものに接触するのはかえって毒となろう。 酒見賢一『語り手の事情』より引用
  • マルセルが発した質問がこの絵姿を身にしみる生々なまなましいものにしてくれた。 ケッセル/堀口大學訳『昼顔』より引用
  • 妙に生々しいものに感じられ、彼はカメラを向けていた。 小堺昭三『カメラマンたちの昭和史(3)』より引用
  • おそらくどんな生きものにでも生きている時よりは死んだ姿の方になにか生々しいものが感じられるためかもしれなかった。 遠藤周作『月光のドミナ』より引用
  • 自分自身が最底辺の境遇からなんとかはい上がってきた記憶が生々しいものもあっただろう。 久美沙織『小説 エマ 2』より引用
  • 血の如くに精気を含んでいた夏の匂いとは違って、生々しいものが抜け落ちてしまっている。 夢枕獏『陰陽師太極ノ巻』より引用
  • 彼女に対する感情は、恋愛というほど生々しいものではなかったけれど、或る意味ではもっと深い愛情だったようでもある。 豊島与志雄『一つの愛情』より引用
  • ただ、全身に残る感触と痛みは、夢とするにはあまりにも、生々しいものだった。 加門七海『203号室』より引用
  • 草雪が瞬間ギョッとしたほど生々しいものであった。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 同級生の寝姿なんて生々しいものではなく、それは物語の中の世界のように作り物めいた光景だった。 竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第01巻』より引用
  • そういえば、私の悪夢が生々しいものに変化したのは、この子を孕んでからではなかっただろうか。 板東眞砂子『狗神』より引用
  • しかし、その当たり前をこの目で確認しなければ安心できないほどに、あの声の存在には生々しいものがある。 皆川ゆか『機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー』より引用
  • そのとき感じた重苦しい心持はきわめて生々しいものであった。 宮本百合子『繻珍のズボン』より引用
  • 土とわかちがたいまでに腐乱したものもあれば、矢傷切り傷の生々しいものもあった。 皆川博子『乱世玉響』より引用
  • 犯人が現場に戻ると考えたのかどうか、フィルチは、猫が襲われた場所を行ったり来たりすることで、みんなの記憶を生々しいものにしていた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 02 ハリー・ポッターと秘密の部屋』より引用
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