甚だ稀

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  • 産むにしても大抵一人の子に限られ二人の子を育てて居るのは甚だ稀である。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • 家根伝いに浮かれあるく恋猫の痩せた姿を見るようなことは甚だ稀です。 岡本綺堂『二階から』より引用
  • その時分はまだ桜の材で上等のものが沢山あったが現今では甚だまれです。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • 私どもの内では料理屋へ行くということも甚だ稀であった。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • したがって店に行くことさえも甚だ稀れになってほんとうに申し訳ないことです。 相馬黒光『一商人として 』より引用
  • 相当な専門家でもすべての場合にぶっつかって少しもまごつかぬという人は甚だ稀であろう。 寺田寅彦『物理学実験の教授について』より引用
  • 関西においては甲源一刀流を学んだものがないことはないけれども、その流名を聞くことは甚だ稀れである。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • こうして普通受売屋の一日の売上げ二円より三円五六十銭を普通とし、四五円を得る店は甚だ稀れである。 相馬愛蔵『私の小売商道』より引用
  • 三枚とも的を砕くのは甚だ稀れで、大抵は三本の矢のうち一本は射外いはずすのであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 噂よりも有力な批評というものは甚だまれである。 三木清『人生論ノート』より引用
  • 噂よりも有力な批評といふものは甚だ稀である。 三木清『人生論ノート』より引用
  • 故に支那には嚴密の意味の改革といふことが甚だ稀で、從つて支那には進歩がない。 桑原隲蔵『支那人の文弱と保守』より引用
  • しかし今日こんにちのように追剥おいはぎ出歯亀でばかめの噂などは甚だ稀であった。 岡本綺堂『思い出草』より引用
  • それに車體はピカピカした新車だが、窓ガラスが、きれいなことは甚だ稀れだ。 吉川英治『折々の記』より引用
  • しかし今日こんにちのように追剥おいはぎや出歯亀でばかめうわさなどははなはまれであった。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • 而して自らの受けたる害をつぐなふことを得るは、甚だ稀なる塲合なり。 北村透谷『復讐・戦争・自殺』より引用
  • しかし、矢野氏の話によると、日本人で此の寺を訪問する者は甚だ稀だといふことで、恐らく私たちが最初ではないだらうかといふことだつた。 野上豊一郎『聖ロヨラ』より引用
  • 求めても見ることを得られない代りに、求めずして展開せしめられることが甚だ稀れにある。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 技巧派の絵からは吾人が自然そのものについて教えられ、また啓示される事は甚だ稀であるが、津田君の絵からは自分は常に様々な暗示を受け、新しい事を教えられるのである。 寺田寅彦『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』より引用
  • けれども主膳自らはここに来ることが甚だまれであって番人に任せておいたから、いよいよ屋敷は荒れていました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
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甚だ稀 の使われ方