甚だ多く

65 の用例 (0.00 秒)
  • 特に関西地方に於いて、この傾向が甚だ多く認められるのでございます。 喜田貞吉『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』より引用
  • 泰西の文学の主題の甚だ多くは、此自由の為めの努力を叙するものです。 臼井吉見『大正文学史』より引用
  • それは甚だ多くの未知のものを吾々に約束しているように見える。 戸坂潤『イデオロギー概論』より引用
  • 今我々の間には斯るフイランスロツプが甚だ多くはないだらうか。 宮原晃一郎『愛人と厭人』より引用
  • 明兵に死傷及び捕虜となるものが甚だ多く出て、生還した者は百四十余名に過ぎなかった。
  • が、猶ほ甚だ多く不明の處が遺されてゐることは否定することが出來ぬのである。 幸田露伴『墨子』より引用
  • 張の弟子は甚だ多く、一説によると張の教えた門弟の数はゆうに数千人ともいう。
  • このほか支那人の名家は甚だ多く歴史に見えております。 喜田貞吉『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』より引用
  • しかしながら、菊乃さんに自殺の理由は甚だ多くあってもフシギではありますまい。 坂口安吾『安吾人生案内』より引用
  • 必ずしも自殺を目的とするのでなくとも、自殺の条件となつた事柄よりも自殺の方に重きを置くといふ錯倒は甚だ多くの自殺者にありがちだと思はないかね。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 彼は東京の商業學校を卒業間際まで行つたとかで、そのせゐか、彼の口調には學生らしい所が甚だ多く殘つてゐた。 田畑修一郎『南方』より引用
  • されば谷川のこの猿ヶ石に落合うものはなはだ多く、俗に七内八崎ななないやさきありと称す。 柳田国男『遠野物語』より引用
  • 言うまでもなく道鏡関係の史実には、甚だ多くの疑問が纏わっている。 喜田貞吉『道鏡皇胤論について』より引用
  • 今日の我々にとつて山と詩情は、甚だ多く結びついてゐるのであるがこのやうな感情や感傷は、祖先達には殆ど無かつたことである。 坂口安吾『日本の山と文学』より引用
  • 江戸時代には湯屋から出火した例が甚だ多く、大風の日には臨時休業の札をかけたそうであるが幸いにそんな事はなくなった。 岡本綺堂『明治時代の湯屋』より引用
  • 封建制度と云っても併し、日本のものは夫がハッキリした形を取ったと見做され得る時代から数えても、非常に古く又長く、そして政治的に甚だ多くの色々異った時代を経て来ている。 戸坂潤『日本イデオロギー論』より引用
  • 私としてはこの二つの態度のうち躊躇なく「からさ」の方をとるものであるが、何分積極的に作用してくるだけに自らの罠へ自ら落ちこんでしまうことが甚だ多くあるように考えられる。 坂口安吾『悲願に就て』より引用
  • されば谷川のこの猿ヶ石に落合ふものはなはだ多く、俗に七内八崎ななないやさきありと称す。 柳田国男『遠野物語』より引用
  • この計画を発表して以来、各地の同情者諸君から、甚だ多くの有益なる資料を投寄せられたのは感謝に堪えぬ。 喜田貞吉『編輯雑感』より引用
  • この彷徨ほうこうを好む気質が自分にも甚だ多く伝わっていることを、三造は時々強く感じなければならなかった。 中島敦『斗南先生』より引用
  • 次へ »

甚だ多く の使われ方