甚だ多い

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  • つまり自分の手に入るもので辛抱することを飽くまで拒否していれば、かえって自分の欲しいものが手に入る場合が甚だ多いということだ。 モーム/田中西二郎訳『ロータス・イーター』より引用
  • ですから、これまで、被害者の身元不明の事件が未解決のままに終わった例は甚だ多いのであります。 小酒井不木『墓地の殺人』より引用
  • 新しい芸術的革命運動の影には却って古い芸術の復活が随伴するように、新しい科学が昔の研究に暗示を得る場合は甚だ多いようである。 寺田寅彦『科学上の骨董趣味と温故知新』より引用
  • しかし私がその内部を知悉ちしつせぬ組織は、本当はどういうかなめの場所を押したらよいのかの見当のつかぬことが甚だ多かった。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • 士の特に此を汲むもの、文の特に此を記するもの、甚だ多し。 幸田露伴『水』より引用
  • かつては神聖な地であったらしく、この地区の土地名を冠している神社名が全国に散見される例が他所よりも甚だ多い特徴を持つ。
  • ところがこのごろのレストランは、一皿の分量が甚だ多いところが増えていて、このときもスープのあとで食べる筈の料理のようなものが出てきた。 吉行淳之介『贋食物誌』より引用
  • そしてかくの如きの例は他にも甚だ多い。 喜田貞吉『特殊部落の人口増殖』より引用
  • 人は見かけによらぬものという原則に従って、風采の感じと性格の感じとが全然正反対みたような人物が出て来ないと筋の都合が悪いような場合が甚だ多いのであるが、そのような場合でも、そうした矛盾した人物にピッタリと来る名前でなくてはいけない。 夢野久作『創作人物の名前について』より引用
  • なお記録者や編纂者が何らかの意図によって故意に事実を曲げまたは虚構の記事を作る場合も甚だ多い。 津田左右吉『日本歴史の研究に於ける科学的態度』より引用
  • 言語には往々死生のあるもので、古い語が全く廃れて忘れられるということは、その例甚だ多いものなることをも考えなければならぬ。 喜田貞吉『くぐつ名義考』より引用
  • だから転任による内地との移住が甚だ多いことになる。 豊島与志雄『台湾の姿態』より引用
  • 名誉心が虚栄心と誤解されることは甚だ多い、しかしまた名誉心は極めて容易に虚栄心に変ずるものである。 三木清『人生論ノート』より引用
  • この外日記類に散見するところが甚だ多い。 喜田貞吉『手長と足長』より引用
  • 文語体のために自然に主格を省略した場合も甚だ多い。 福永武彦『第六随筆集 秋風日記』より引用
  • 彼等の意識が彼等の社会生活条件によって決って来るという見解は、元来が一つの根本的な社会科学的認識にぞくすることなのだが、自然科学者や技術家にはこうした認識にあまり重きを置いていない人達が甚だ多いようだし、社会科学者でさえが或る傾向の者は之を承認したがらない場合が多い。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • これが為に余輩の研究上裨益するところ甚だ多きを致したのは、余輩の深く感謝するところである。 喜田貞吉『特殊部落ということについて』より引用
  • 所謂モラルを云々する文学者には、この結合に何等の関心を払っていないように見える人が甚だ多い。 戸坂潤『思想と風俗』より引用
  • 一つの行為には同時に無数の行為が可能であるのだから、殊に内攻した生活を暮しがちな日本人には、やらうと思へばやれた行為の現実性は甚だ多い。 坂口安吾『ドストエフスキーとバルザック』より引用
  • かくの如きの例は他にも甚だ多い。 喜田貞吉『間人考』より引用
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甚だ多い の使われ方