甚だ困難

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  • 畢竟ひっきょう自分と自分の周囲と調和することが甚だ困難になつて来たのである。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • 病気が癒っても、日本への適当な船を見つけることが甚だ困難であった。 山田風太郎『明治断頭台 山田風太郎明治小説全集7』より引用
  • それは吾々の任務を超えたる、しかも甚だ困難なる課題となるであらう。 波多野精一『時と永遠』より引用
  • 植物の消化不良も、人間のそれと同じように、治療甚だ困難なものである。 豊島与志雄『蓮』より引用
  • この比較は、甚だ困難ですけれども、是非、一応はしておかねばなりません。 岸田国士『文化とは』より引用
  • その邸の門を出入することも水天宮の如く甚だ困難であった。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • そこに芸術の甚だ困難な技術がいる。 坂口安吾『意慾的創作文章の形式と方法』より引用
  • 第一次世界大戦に比べ高速化した戦闘機同士の戦いでは、重力加重がかかる中で銃塔を動かして狙いをつけることは甚だ困難な作業だった。
  • 二十年も前へ物を移すということは、二十キロ後へ物をはこぶこととは違って、はなはだ困難なことだ。 海野十三『海底都市』より引用
  • 例えば抽象的な論理学の書物に代用されるような映画フィルムを作ることは不可能でないまでも、現在のところでは甚だ困難な仕事である。 寺田寅彦『教育映画について』より引用
  • この限られた記述の中で、私の所論を的確に要約することは、甚だ困難であるやうに思ふ。 岸田国士『純粋演劇の問題』より引用
  • これは勿論もちろん何びとにも甚だ困難なる条件である。 芥川竜之介『侏儒の言葉』より引用
  • 冬期の降雪中の航空は甚だ困難な問題なのである。 中谷宇吉郎『雪』より引用
  • 現在の農村は事変以来二割近い手不足で甚だ困難している。 宮本百合子『新しき大地』より引用
  • しかも甚だ困難な点なのだ。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • 自分が他の種々の点で優れたと思う画家の中でも色彩の独創的な事において同君と比肩すべき人を物色するのは甚だ困難である。 寺田寅彦『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』より引用
  • しかも奉行の配下として働く与力・同心などは数十人にすぎないため、奉行が単独で長崎の町の現状や貿易の仕組みを理解して任務を遂行するのは甚だ困難であった。
  • だから眼で見て直ちに掴まえられるものではあるが、それが単に一般的なものであるか特殊的なものであるか、つまり、如何なる意味で思惟の対象になるか、それを見分けることが甚だ困難なのである。 豊島与志雄『風俗時評』より引用
  • 穴は極めて低く狭いので、普通の人間には通行甚だ困難であったが、人々はさなが蝦蟇ひきのようになってわずかに這い抜けた。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • それにもかかわらず部落出身者は服役中においてあらゆる侮辱を忍び、成績がよくとも進級することは甚だ困難であった。
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甚だ困難 の使われ方