甚だ不本意

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  • それらの出番は、甚だ不本意ながら、もう少し先のこととなりそうだった。 九里史生『SAO Web 0408 エピローグ』より引用
  • 精神の如何を問わず、かくのごとき事件を起こすとは、甚だ不本意である。 豊田穣『革命家・北一輝』より引用
  • さて諸君、彼の悪徳を列挙するは余の甚だ不本意とするところである。 坂口安吾『風博士』より引用
  • 本作では人間側の主演として本郷功次郎が起用されているが、これには本郷は甚だ不本意だったという。
  • これは蛇丸にとってもはなはだ不本意なことだ。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • はなは不本意ふほんいな話だが、この一瞬いつしゅんだけを切り取れば、仲のいいカップルに見えたかもしれんな。 伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第02巻』より引用
  • 女王の口調は、女王たちとしてもディーノが選ばれたことははなはだ不本意であるという、辛辣しんらつな勢いを持っていた。 流星香『プラパ・ゼータ 2 天空の魔法陣』より引用
  • それで甚だ不本意ながら、暫らく行方をくらましていたわけなのです。 浜尾四郎『死者の権利』より引用
  • 外務当局者としては、おそらく、最後の公文として甚だ不本意であったであろうと思われる。 五味川純平『御前会議』より引用
  • 詩人 よろしい、僕一人のために、折角あなた方が、非常な期待をもつて実行されつゝある革命的試みを中断させるといふのは甚だ不本意ですから、この際僕の方で譲歩しませう。 岸田国士『世帯休業』より引用
  • 小さい体を急がしく動かして、いとも焦れったそうにことの重大さを説明しようとするのだが、いかんせん、特殊な人間には宝石よりも価値のある本としても、ほかの者が興味を持たねばならぬ道理もなく、反応は影山にとってはなはだ不本意なものだった。 竹本健治『匣の中の失楽』より引用
  • 房一はその「ごとき」といふ箇所にわざと力を入れながら、つゞいて、今夜の席に招かれたことを謝し、甚だ不本意ではあるが止むを得ぬ所用があるので途中から退席させてもらひたい、と述べた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • だが、もともと三条ノ宮の御子、北陸ほくりくみやの御即位を御期待し奉っていた義仲は、四ノ宮の皇位御継承に対して、かようなことになったのは三条ノ宮のため、痛恨の至りであるとて、甚だ不本意の色を表した。 菊池寛『日本武将譚』より引用
  • 米内や山本としては、こんな妥協案に賛成するのは、甚だ不本意かつ不満足であったと思われるが、一方、リッベントロップや、大島や、陸軍参謀本部や、あるいはイタリヤのチアノ外相、白鳥大使にしてみれば、やっぱり、このような煮え切らない案では不満だったにちがいない。 阿川弘之『山本五十六』より引用
  • 甚だ不本意ながら、ユージオとキリトは、村一番の悪餓鬼コンビとして、厳格な老人たちから溜息苦言叱責等々を日常的に頂戴する身である。 九里史生『SAO Web 0401 第一章~第三章』より引用
  • さらに、斎藤内大臣、牧野前内大臣、鈴木侍従長、岡田首相、高橋蔵相といった「朕が手足たる重臣を悉く殺戮し、これらの老人に最も残虐なる仕打ちを為す」〈同237〉のは、天皇として「精神の如何を問わず甚だ不本意」〈木戸464〉である。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 上』より引用