甚だしく

全て 形容詞
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  • 科学の進歩に伴う研究領域の専門的分化は次第に甚だしくなる一方である。 寺田寅彦『学位について』より引用
  • 特に徳川幕府の圧制した江戸時代で、一層これが甚だしく固陋ころうとなった。 萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』より引用
  • ただ自分のからだを大切にしすぎるやうなところが田舎へきてから甚だしくなつた。 室生犀星『故郷を辞す』より引用
  • さうして、これら三兄弟の性格の関係自体がまた甚だしく日本的だ。 坂口安吾『長篇小説時評』より引用
  • しかしその気弱な性格も、様々な経験をすることで甚だしく成長していく。
  • 駅の附近がはなはだしく陥没して、駅の建物は完膚ないまでに崩壊している。 北杜夫『楡家の人びと (上)』より引用
  • それから国民の政党政治的関心は反議会的態度によって甚だしく挑発された。 戸坂潤『近衛内閣の常識性』より引用
  • それは甚だしく大きく豪華であり、金塗りの大きな部屋がいくつもある。 山田風太郎『忍法流水抄』より引用
  • わが愛するものを奪われたということははなはだしくその心を暗くした。 田山花袋『蒲団』より引用
  • わたくしは此推測を以て甚だしく想像をほしいまゝにしたものだとは信ぜない。 森鴎外『寿阿弥の手紙』より引用
  • 当然ながら制式兵器に比べ甚だしく攻撃力が劣るものが大半であった。
  • ドイツ帝国にあつては、この点、フランスと甚だしく趣を異にしてゐる。 岸田国士『演劇と政治』より引用
  • そしてそういう傾向は年とともに甚だしくなってきております。 湯川秀樹『この地球に生れあわせて』より引用
  • 彼はまた作家としての日常生活においても、甚だしく風変りであった。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編02 本格推理Ⅱ』より引用
  • 労働の労賃は他の商業諸国の通常価格以上には決して甚だしく騰貴し得ない。 吉田秀夫『人口論』より引用
  • 三太夫は亭主を甚だしく蔑む眼付をしてソッポを向いたといふのである。 坂口安吾『山の貴婦人』より引用
  • 両君の新発表は甚だしくこの老先生の面目を傷つけた形となってしまった。 喜田貞吉『法隆寺再建非再建論の回顧』より引用
  • さらに一歩を進めて考えてみると、この窮屈はいっそう甚だしくなってくる。 森鴎外『空車』より引用
  • 我疲勞は甚だしく、我身にはた血なく、我骨には復たずゐなきに似たり。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 真由の発言は目の前の少女の神経しんけいはなはだしくささくれ立たせたようだ。 鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 06』より引用
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