甚だ

全て 副詞
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  • わたしもそれを説明するに適当の言葉を知らないのを甚だ残念に思う。 岡本綺堂『明治劇談 ランプの下にて』より引用
  • その人にとっては先ず全国の温泉案内書のようなものは甚だ重宝である。 寺田寅彦『科学上における権威の価値と弊害』より引用
  • それに対して、文作の証言が甚だ重大な意味をもっことになったのである。 坂口安吾『正午の殺人』より引用
  • 彼の常に云ふ所によれば、象徴派の詩人の作品は甚だ幽幻を極めてゐる。 芥川竜之介『芭蕉雑記』より引用
  • 特に関西地方に於いて、この傾向が甚だ多く認められるのでございます。 喜田貞吉『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』より引用
  • 呉は新しくらせた剣を持っていまして、それが甚だよく切れるのです。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • なぜなら彼女にそのことを言はれることが甚だ苦痛であつたからです。 坂口安吾『女占師の前にて』より引用
  • その為にも甚だ便利だと思ひ、ルノアルを立ち合はせた次第であります。 芥川竜之介『文芸鑑賞講座』より引用
  • そしてさういふ考へ方は、考へ方の基礎として甚だ必要だと思ふのです。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • こんななかに「縁」のような作者の居るのは甚だたのもしい気がします。 高浜虚子『漱石氏と私』より引用
  • つまり甚だ弱々しい骨格の上に人の何倍もある肉をつけているだけなのだ。 坂口安吾『明日は天気になれ』より引用
  • しかるに世間で上に述べたような解釈をしているのは甚だ不思議の至である。 津田左右吉『神代史の研究法』より引用
  • こういう結果になったについては、私に甚だ愚かな悪癖があったせいだ。 坂口安吾『明日は天気になれ』より引用
  • また東京の様な入り込みの地方では、既に忘れられているものが甚だ多い。 喜田貞吉『エタ源流考』より引用
  • この問題の解釈については従来哲学者の貢献も甚だ多いのである。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • 日本はその過去の本に於ては、西洋本と甚だ異る綴本装幀をもっている。 恩地孝四郎『書籍の風俗』より引用
  • 普通人の自己の身體に對する注意が甚だおろそかであるのは實に愚な事である。 幸田露伴『努力論』より引用
  • しかも今日からそれを準備するといふことは実は甚だ心細いことであります。 岸田国士『芸術家の協力』より引用
  • が、今日は暴君以外に奴隷を奴隷と呼ぶこともやはり甚だ危険である。 芥川竜之介『侏儒の言葉』より引用
  • 甚だ不躾ぶしつけの話だが、早く夕飯のときがくればいいと待っていたのである。 佐藤垢石『海豚と河豚』より引用
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