甘え

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  • 少しは甘えてやった方がいい、などと生意気なことを考えていましたよ。 有栖川有栖『ダリの繭』より引用
  • それを知りすぎてゐながら、俺はすこし、現実に甘えすぎてゐたようだ。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 誰かに聞いてもらいたい、誰かに訴えたい、そんな風な甘えた気持です。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 相手が協力的なのに甘えて、気を悪くさせてしまったのかもしれなかった。 貫井徳郎『天使の屍』より引用
  • 聖さまの友達だって言っていたから、お言葉に甘えてお邪魔じゃましたのだ。 今野緒雪『マリア様がみてる 11 パラソルをさして』より引用
  • どこか甘えたような、笑いをさえ含んだ調子で、彼女は口を利いていた。 豊島与志雄『傷痕の背景』より引用
  • しかし、二十七歳の今は、父のその姿をある種の甘えとしか見なせない。 藤堂志津子『ジョーカー』より引用
  • 昔は甘えたいと思っていたのに、今はこんなふうに抱いてあげられる。 池上永一『レキオス』より引用
  • 子供かも知れないけれども、しかし、甘えてばかりもおられなくなった。 太宰治『斜陽』より引用
  • だから彼には、いかにも私たちの世代にふさわしい甘えが感じられます。 柳美里『自殺』より引用
  • あなたにこれ以上あまえては、あなた自身まで罪に問われることになります。 赤川次郎『霧の夜にご用心』より引用
  • 母親と言うより、自分のほうがまだ母親に甘えていたい年齢に見える。 森村誠一『殺人の組曲』より引用
  • 心にわだかまっているものを少しでも外に出して市橋に甘えたかった。 阿刀田高『時のカフェテラス』より引用
  • それがわかっても私は、やっぱりそれにあまえて終わりたくはなかった。 新井輝『ROOM NO.1301 09』より引用
  • それを本気にしてあたしに甘えてもいいと思ってやってくる女の子たちもいる。 内田春菊『やられ女の言い分』より引用
  • 恐い父としていた平常の父の姿は、実は甘えているからの恐さであった。 吉川英治『柳生月影抄』より引用
  • 非難めいた響きなどはまったくなくて、甘えているような口調だった。 神崎京介『禁忌』より引用
  • 而も更に悪いことには、その不安がひそかに彼の心に甘えていたのである。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 息子に甘えながら縋っている母親のポーズが頭の中でコチンと来ている。 平岩弓枝『鏨師』より引用
  • 世界のあやふやさにおびえているくせに、どこかで甘えてしまってもいる。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第07巻』より引用
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