狂わしい

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  • その狂わしく空へ張り上げた根の一条一条ひとすじひとすじも、私は数えることが出来た。 大岡昇平『野火』より引用
  • お君の振舞ふるまいはいつもとは違って、物狂わしいほどに動いてみえました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • まえにどこかでみたことがある、とラヴィックは狂わしそうに思った。 レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』より引用
  • それを狂わし壊してしまうと一体何が起こるのか、私にも分からないんです。 むぅ『「未来に向かって」』より引用
  • と彼はやけに首を振った、そんな迷信で生活の調子を狂わしてはいけない。 豊島与志雄『子を奪う』より引用
  • 彼女は彼の前に立ったまま、物狂わしいひとみを据えてじっと彼を見つめていた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • 十九世紀は自然科学が目ま狂わしい発達を遂げた世紀であった。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • それと一緒に狂わしい馬のいななきと、助けを呼ぶ外国人の声とが乱れて聞えた。 夢野久作『暗黒公使』より引用
  • 予はもの狂わしきまでにこんなことを考えつつ家に帰りついた。 伊藤左千夫『紅黄録』より引用
  • 狂わしい声が続けさまになおその唇から走るのだった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 実子の姫君であったならこんな物狂わしい計らいはしないであろうと思われる。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • さて私は、教王カリフが物狂わしいほどに心を奪われておしまいになったのに、気づいた。 佐藤正彰訳『千一夜物語 05』より引用
  • あの物狂わしいひと夜の激情で、僕の愛慾は使いはたされてしまった。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • 女たちの狂わしく泣く声もいつか無言のあきらめの中に沈んであかつきが来た。 松村みね子『剣のうた』より引用
  • 女は物狂わしいようになって、泣き出してしまいました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そこで彼は物狂わしく新らしい刺戟を探し求めなければならなかったでありましょう。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編02 本格推理Ⅱ』より引用
  • しかしマヌエラの目は、狂わしげなものを映してぎょろりとすわっている。 小栗虫太郎『人外魔境』より引用
  • あの娘の容赦のない一撃が、俺のユニットのどこかを狂わしたのだ。 川又千秋『狂走団』より引用
  • 私は狂わしいまで彼女に恋していたが、そうした情熱の片鱗も見せなかった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • とてもひどく興奮して物狂わしく喜んでいてよ! エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
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狂わしい の使われ方