狂い

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  • 彼はやがて狂い死にするかもしれない運命にあると見られたからである。 マゾッホ/小野武雄訳『毛皮を着たヴィーナス』より引用
  • 私もまたその狂いの中に生れて育って来たあわれな一人の男性に過ぎない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 俺はそう思っているし、その判断に狂いはないと信じてもいるわけでね。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • 私はここでこの男女関係の狂いが何故最も悪い狂いであるかをいいたい。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • そして、大阪を出て八時間二十分、一分の狂いもなく東京駅に到着した。 広瀬正『マイナス・ゼロ』より引用
  • これは附属職業の中でも重要なもので、それに狂いがあっては大変です。 高村光雲『幕末維新懐古談』より引用
  • そのたびに、私は自分の目に狂いがなかったと自惚うぬぼれることにしている。 小林信彦『怪物がめざめる夜』より引用
  • それはたしかに新しく調律ちょうりつされたもので、少しのくるいもないのであった。 オルコット/吉田勝江訳『若草物語 1上』より引用
  • 私の運命の狂いは、大半は彼女のその耳から由来したと云ってもいい。 豊島与志雄『道化役』より引用
  • 何でも顎の骨だけを集めて確認したそうで、これも絶対に狂いはない。 中井英夫『虚無への供物』より引用
  • それに糧食も、一日分の籠城で、少し予定に狂いが来ているはずである。 石川欣一『可愛い山』より引用
  • 神経が狂い出したのではないかとギョッとしないではいられなかった。 江戸川乱歩/紀田順一郎編『江戸川乱歩随筆選』より引用
  • また世界の全体像に狂いが生じたなら、それは修正されねばならない。 蓮實重彦『表層批評宣言』より引用
  • ということは、その自分の頭が狂い始めているということではないか。 倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』より引用
  • わずかでも目をらせれば、身体の重心まで狂いそうな気がしたからだ。 泡坂妻夫『湖底のまつり』より引用
  • 恐怖のために気が狂いそうになっているお信乃とお種の腕に抱かれて。 横溝正史『金田一耕助ファイル04 悪魔が来たりて笛を吹く』より引用
  • 鳥呼が死ぬこと、なつこさんが死ぬことを考えると気が狂いそうになる。 近藤史恵『凍える島』より引用
  • 足に露がかかって冷たいと思うところも、すこしの狂いもなく一定していた。 林不忘『あの顔』より引用
  • それを抱いて十数年を狂いもせずに生きるのは、恐ろしい成果にちがいない。 菊地秀行『吸血鬼ハンター08 D-薔薇姫』より引用
  • それから五年経って、僕が中学校を卒業する直前に、父はくるじにしました。 太宰治『新樹の言葉』より引用
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