物騒がしい

全て 形容詞
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  • 内はこの通り、しとやかなものだが、外が急に物騒がしくなりました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 畑野が出て行ってから二、三分ばかりすると、二階が急に物騒がしくなってきた。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 玄関がにわかに非常に物騒がしくなって人のざわめきがしてきた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • 知らない間に、自分の周辺が、なんとなく物騒がしくなっているという感じだった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 与八は何の気なく手綱たづなを取って行くと、その火のあたりで物騒ものさわがしい人声です。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そんなにまでしたのに、それから二三日した或ひる頃、急に南面の方が物騒がしくなった。 堀辰雄『かげろうの日記』より引用
  • あたりの物騒がしさの中に、耳を洗うような女声の合唱であった。 山田風太郎『叛旗兵』より引用
  • 武州沢井の机の家が、このごろ、急に物騒がしい空気にられたように見えます。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 岡っ引の言うことには、仙台城下が今日は物騒がしいから用心しておいでなさいと。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 互ひの話声が聞き取れぬほどあたりは物騒がしかつた。 有島武郎『骨』より引用
  • 音はそれだけのものですが、不思議なことには、この笛が鳴りはじめてから、海上が少しずつ物騒がしくなってきました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • お銀様とお角の一行も、その見物けんぶつの群集に交って、歩きにくい道を進んで行くと、後ろがにわかに物騒がしい。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • この数日というもの、階下は何やら物騒がしく、それが手にとるように、ぼくらの部屋まで聞えた。 ラディゲ/江口清訳『肉体の悪魔』より引用
  • そうすると、どやどやとおびただしい物騒がしさで一行が、この家に戻って来たのです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 東宮も、ご一緒にお見舞いにと思し召されたが、物騒がしいので日をかえて行啓ぎょうけいされた。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • 鹿太は物騒がしい世の中で、「黒船」のうはさの間に成長した。 森鴎外『津下四郎左衛門』より引用
  • すると何となく、物騒がしい声が門外の方で聞え出した。 吉川英治『新・水滸伝(一)』より引用
  • それが真に迫ったから、かれらの夜のねぐらを驚かして、海上を物騒がしいものにし、そうして、ここまでおびき寄せられて来たものに相違ない。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • デカタン高原かうげん名物風めいぶつかぜは、四辺あたり樹木じゆもくこずゑたたいてなんとなく物騒ものさわがしい。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 70 20080623』より引用
  • 主人側では新たに手に入れた名物の自慢をし、来客側ではそれに批評を試みたりなどして鰡八御殿の上では、興がようやくたけなわになろうとする時に、隣家の道庵先生の屋敷の屋根上がにわかに物騒がしくなりました。 中里介山『大菩薩峠』より引用