物語ること

90 の用例 (0.01 秒)
  • だから私は、その事件までのことはごくあっさりと物語ることにしよう。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • 時には地圖まで出して日本の社會状勢の變遷などを物語ることもあつた。 石川三四郎『浪』より引用
  • これから物語ることがらがことがらゆえ、場所ははっきりさせにくい。 滝口康彦『猿ヶ辻風聞』より引用
  • この結果は、人間の持っている性格を、みごとに物語ることになりました。 ウェブスター/北川悌二訳『あしながおじさん』より引用
  • ここはほんの二筆三筆で大づかみに印象を物語ることにしよう。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • 私は私のもつ生活を直接に詩の上で物語ることによつて、私の藝術境をなすだけである。 中野重治『室生犀星』より引用
  • あれほど物語ることが好きな彼が、友人たちの質問にはぐらかすような返事しかしないのだった。 ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』より引用
  • むしろその逆で、まるで札が自分から話しかけでもするように、未来を物語ることができた。 五代ゆう『〈骨牌使い〉の鏡Ⅰ』より引用
  • この話をはっきり物語ることがむずかしいからなのです。 シムノン/長島良三訳『メグレと政府高官』より引用
  • が、今はそれを自由に物語ることが出来るのだ。 小酒井不木『闘争』より引用
  • それを物語ることはぼくにとって、習作の頃から現在に至るまで、常に好奇心を刺激する試みであり続けている。 原田宗典『屑籠一杯の剃刀 自選恐怖小説集』より引用
  • 今や老婆の任務は形見を物語ること以外にはなく、彼女自身そのことをよく認識していた。 小川洋子『沈黙博物館』より引用
  • そして、直接その汗について物語ることは困難である。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 今後、この二人のことを私が再び物語ることがあるかどうか、単に他の作品の背景としてでも物語ることがあるかどうか、それは約束出来ない。 豊島与志雄『小説集「秦の憂愁」後記』より引用
  • この事実が物語ることはただひとつだ。 川又千秋『邪火神』より引用
  • そのため軍事的に重要な土地であり、その記録が残されていることは、すべて当時の西域経営を直接的に物語ることになるのである。
  • しかしながら、アルセーヌ・ルパンがこの事件に一枚かんでいるのでなければ、わたしがこれを物語ることなど絶対になかっただろう。 ルブラン/大野一道訳『怪盗紳士アルセーヌ・ルパン』より引用
  • つまり猫の形見が彼らの犯行を物語ることになるのだ。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • 宇治について書くことは、逆に言えば正篇の人間像について物語ることになる。 円地文子『源氏物語私見』より引用
  • そのことはこの事件の捜査担当者が、いかに根気強かったかということを、同時に物語ることにもなるのだから。 横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』より引用
  • 次へ »