物狂おしい

全て 形容詞
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  • が、彼は返事もしなければ、物狂おしい弾奏をやめようともしなかった。 ラヴクラフト全集2『02 「エーリッヒ・ツァンの音楽」』より引用
  • フレッドは物狂おしい気持で、彼女が何を聞いているのだろう、と思った。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用
  • かれは男恋しさに物狂おしくなって、あるときは庭の池へ身を沈めようとした。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • この腕であの競馬の男の首を背中を腰を物狂おしくいたとは、もう寺田は思えなかった。 織田作之助『競馬』より引用
  • 命より大切な子を、とんだことにした心痛のあまり自分まで物狂おしくなる。 宮本百合子『日は輝けり』より引用
  • 何かしら物狂おしい悲しみに眼を空にした人間が立っている。 小林秀雄『モオツァルト・無常という事』より引用
  • しかしそこしか、この物狂おしさの持って行き場がないのだった。 赤江瀑『八雲が殺した』より引用
  • 月代はそういいかけながら、物狂おしく男の肩を抱きしめてかきくどく。 横溝正史『花髑髏』より引用
  • 私はこの女の子を物狂おしいほど愛していました。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「無名氏の話」』より引用
  • 衛門督は女三の宮にも増して、物狂おしい日を送っていた。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • 暗い、物狂おしげな顔が、家の窓からこちらを覗いているのがちらりと見えた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • そして、どのように物狂おしい気持になったことでしょう。 横溝正史『真珠郎』より引用
  • と言って、仲根は感謝の思いから、物狂おしくその手を掴んでいた。 南里征典『武蔵野薔薇夫人』より引用
  • 彼はもう堪まらなくなって、物狂おしいほどの大きい声で弟子の僧たちを呼びあつめた。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • それもこれも、みんな僕の物狂おしい恋愛の結果なのだから、何卒悪く思わないでくれたまえ。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 恋ほど人の心を物狂おしくするものはない。 横溝正史『青い外套を着た女』より引用
  • そうしなければ、物狂おしい衝動をしずめることは不可能であった。 柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(下)』より引用
  • その発見も、いよいよ大将に、玉鬘への物狂おしい愛執を深めさせていた。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • なんだか物狂おしいような気持ちになって、体のあちこちにシャワーをあてる。 東海林さだお『食後のライスは大盛りで』より引用
  • かがみにうつる自分の目を女は見つめて物狂おしい高笑いをした。 宮本百合子『お女郎蜘蛛』より引用
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