物寂しい

全て 形容詞
70 の用例 (0.00 秒)
  • だが、不意にいま、そうとしか呼ばれない自分にみょう物寂ものさびしさを覚えた。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス09 ブルー・マズルカ』より引用
  • 生活の物寂しい海の面で、寄せてはくだけくだけてはまたうち寄せ來る。 萩原朔太郎『宿命』より引用
  • 冬の日の光は窓の玻璃ガラスを通して教へれた教室の内を物寂しく照して見せる。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 冬の日の光は窓の玻璃ガラスを通して教え慣れた教室の内を物寂しくてらして見せる。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 何の音だろう、どこからか、からからと物寂しい音が響いてきていた。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • 大阪に出て生活するようになり、物寂しく思ったのは潮の香がないことだった。 川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』より引用
  • 右手は大内裏、左手は神泉苑で、それでなくても物寂しいあたりである。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 夕餉終りし頃風吹き出であたり物寂しくなりたれば自働車を倩ひて帰る。 永井荷風『断腸亭日乗』より引用
  • 夜のもやは煙のように町々をめて、すべて遠く奥深く物寂しく見えたのである。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 夜のもやは煙のやうに町々を籠めて、すべて遠く奥深く物寂しく見えたのである。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 夕方などはいかにも物寂しく、きわめてわびしい物の輪郭が見られた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 志田の言うとおり甘ったるかったが、物寂しさにほっとするような話でもあった。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖1 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』より引用
  • 大正三年の秋、芥川家は新宿から、その頃はまだ物寂しい郊外だった田端へ移った。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
  • 触れていた部分が温もりを失っていき、物寂しさを感じる。 麻枝准『涼元悠一 魁 CLANNAD Official Another Story 光見守る坂道で』より引用
  • 物寂ものさびしさは、そのまま講堂で開催されたお別れ会で、はじけました。 田中ロミオ『人類は衰退しました 01』より引用
  • それはきっと長引いた黄昏のような物寂しい人生に違いない。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 物語は物寂しい西部のアリゾナ州にある駅から始まる。
  • 昼の間は人けもなかった物寂しい原のただ中に、深夜になってこれだけの行列が出るというのは怪しい。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • 物寂しく灯が散っていたが、やはり空に星は見えない。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • それは物寂しい秋の日の事だった。
  • 次へ »