物々しい警戒

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  • 開会前の物々しい警戒の雰囲気にかかわらず、集会はことなく終った。 宮本百合子『道標』より引用
  • もし彼に公園の物々しい警戒を鳥渡でも悟られたら一大事である。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • いたずら者もこの物々しい警戒に恐れたらしく、それから五、六日は半鐘の音を立てなかった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • それに、物々しい警戒態勢を何重にもしいて行われる国際会議というのは、実に頻繁に開かれる。 米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』より引用
  • たった三人の男女を捕えるにしては、あまり物々しい警戒だったので、近所の人々は何事が起こったのかと、開けかけていた戸を再び締めて、家の中へ潜り込むというしまつ、一時はかなりの騒ぎだったといいます。 横溝正史『蔵の中・鬼火』より引用
  • サウザンプトンに着いて見ると、仏蘭西を出る時ほどの物々しい警戒もなかったが、そこの税関でも矢張容易には旅行者の素通りを許さなかった。 島崎藤村『新生』より引用
  • みんな食堂に集っているが、空室ばかりの廊下にも八丁鼻とヨミスギが両側にガンバッている物々しい警戒ぶりなのである。 坂口安吾『不連続殺人事件』より引用
  • H首相が入院していた時の物々しい警戒を思い出す。 寺田寅彦『病院風景』より引用
  • 事実、幣原の議場への出入りには、政友会の院外団が体当たりするありさまで、物々しい警戒だった。 豊田穣『飛行機王・中島知久平』より引用
  • たゞ司令部だけは、物々しい警戒ぶりだ。 岸田国士『北支物情』より引用
  • そう思うのは、杉山屋敷の物々しい警戒ぶりや、忠兵衛がいち早く小黒派の失脚をつかんでいたばかりでなく、城中からの呼び出しにそなえて衣服まで改めていたのをこの眼で見たせいかも知れなかった。 藤沢周平『風の果て(下)』より引用
  • 老博士は何も知らないらしく、物々しい警戒に不審の眼をパチパチさせながら、冴子の寝室へ入ってきたが、一とおり彼女の診察を済ませると、さっさと帰って行った。 横溝正史『殺人暦』より引用
  • 次には不寝番ねずのばんの物々しい警戒だった。 吉川英治『べんがら炬燵』より引用
  • 呉服橋御門内の大名小路に門を構える大名・旗本で、蜂須賀家の物々しい警戒ぶりに気付かぬ家は無かった。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(上)』より引用
  • それから早速に警護の兵や警吏たちや騎士連や町の自警団などを、数限りもなく呼び集め、物々しい警戒の陣を布いて、トゥールの町の混乱に乗じて、不平の徒を募りに来た牧童や雲助や浮浪人の一隊を殺害した。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第二輯)』より引用
  • 増派後の2007年4月に側近議員ら数名とバグダードを訪問、その際には護衛が100人以上つくなど物々しい警戒態勢で、イラクの治安状況の過酷さを反対に印象付ける。