物々しい声

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  • しばらくすると、物々しい声にかれて、頼朝は引っくくられて来た。 吉川英治『源頼朝(一)』より引用
  • 馭者がどうやってそこまで戻ってきたのか知らないが、気がつくと、物々しい声で下知げちする声が聞こえるから、声のするほうを見てやると、いつのまにやら馭者は道のまんなかに仁王立ちになって立っていた。 ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』より引用
  • そこには物々しい声を発する不気味な扉があり、すっかり気味が悪くなった彼は、二度と島へは訪れないと心に決めてトランクを仕舞い込むのであった。
  • すると、やや間をおいてから、同じ言語障害のある、同じ声が、答えたが、それは、まるで別人のような、一段と深みのある、物々しい声であった。 カフカ/谷友幸訳『城(上)』より引用
  • 「これ、狐、よう聞けよ」利仁は、狐を高く眼の前へつるし上げながら、わざと物々しい声を出してこう云った。 芥川龍之介『羅生門・鼻』より引用