爾来

全て 副詞
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  • こんな訳で爾来毎日、友人はまことにいい気持ちになっているのである。 佐藤垢石『濁酒を恋う』より引用
  • 爾来あれから今日こんにちまでの六年間、人らしい思を為た日は唯の一日でも無かつた。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 爾来私はリーザには一度も会いもしないし、うわさも全く耳にしていない。 ドストエフスキー/中村融訳『地下生活者の手記』より引用
  • 爾来じらい「夏の女の姿」は不幸にも僕には惨憺さんたんたる幻滅げんめつの象徴になつてゐる。 芥川竜之介『鷺と鴛鴦』より引用
  • そして爾来じらい幾年か彼女は、兄を殺した犯人をひそかに捜していたのだ。 横溝正史『呪いの塔』より引用
  • 爾来じらい、二人は城下を歩きまわっているが、織右衛門はその姿を見せない。 山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』より引用
  • 爾来、歩く旅では人後に落ちない無数の体験をもっているらしいのだ。 吉川英治『随筆 新平家』より引用
  • 爾来じらい今日まで、彼の作品をほとんど読んだことがなかったのである。 鮎川哲也『死者を笞打て』より引用
  • 無二斎は、爾来じらい二度と、教えてくれよう、という言葉を口にしなかった。 柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(上)』より引用
  • 爾来じらい毎月案内を受けて、殆ど毎回のように私はこの帝劇を見物している。 高浜虚子『丸の内』より引用
  • 爾来じらい鎌倉では一言三年という言葉が使われるようになりました。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 爾来じらい七八年を経過した今日、その時の海の静かさだけは妙にあざやかに覚えている。 芥川竜之介『お時儀』より引用
  • 年三十にして家に帰るや、爾来じらいここに十有余年、追歓索笑虚日あるなし。 永井荷風『桑中喜語』より引用
  • 爾来じらい、生涯妻を持つまいと決心して、今に至ったというわけでごわす。 横溝正史『悪魔の設計図』より引用
  • 爾来二十年いまではこの世の中に男程親切な優しい人種はないと思つてゐる。 森田たま『もめん随筆』より引用
  • 爾来じらい、この様な仕合わせな夢を見る男はパラオ中にいないということである。 中島敦『南島譚』より引用
  • 爾来、私は花袋一派の党同異伐に対して、押えがたい不平を抱いていた。 小島烏水『紀行文家の群れ』より引用
  • 爾来漸次に発展し、百二十年にして今日の盛況を見るに至れるは驚くべし。 井上円了『南半球五万哩』より引用
  • 爾来じらい七、八年を経過した今日、その時の海の静かさだけはみようあざやかに覚えている。 芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』より引用
  • 爾来じらいほとんど二十年ばかりは無頼ぶらいの生活を送っていたらしい。 芥川竜之介『伝吉の敵打ち』より引用
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