爺むさい

全て 形容詞
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  • 考えることのすべてが、いつのまにか、どこやらじじむさくなってきている。 服部真澄『清談 佛々堂先生 わらしべ長者、あるいは恋』より引用
  • 四十半ばか五十路そこそこに見えるときもあれば、ひどく爺むさく見えるときもある。 宮部みゆき『孤宿の人 (下)』より引用
  • あのじじむさい大佐を殺せたら喜んで死んでやるのに! モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • 爺むさいという意味に取ったのだろう。 矢作俊彦『夏のエンジン』より引用
  • 時々妙にじじむさい弟であるが、暇つぶしにゲームが出てくるあたりは、ごく普通の高校生の男の子だ。 今野緒雪『マリア様がみてる 23 くもりガラスの向こう側』より引用
  • 身長の低い爺むさい同博士も同じように答えた。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • このカウンターの中に、顔色の悪い、じじむさい顔をした一人の男が新聞をひろげて読んでいたが、大佐の姿を見ると、すぐ立って土間のほうへ回ってきた。 横溝正史『塙侯爵一家』より引用
  • 却っていかにも爺むさく、目の縁など脹らしているような私を、急にいたわってくれるようにもなった。 外村繁『夢幻泡影』より引用
  • よっこらしょっと口に出さないのがまだしもの爺むさい仕草で、教授の椅子に腰を落とす。 篠田真由美『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』より引用
  • トレンディな生活にあこがれていた由佳にとっては、あまりにもじじむさい実家である。 姉小路祐『動く不動産』より引用
  • ひどくじじむさく見えたことでしょう。 荒俣宏『帝都物語4』より引用
  • そうして、あれが爺むさい福田先生でなくって、みんなのこわがっていた校長先生であればよかったと思わない事はない。 夏目漱石『永日小品』より引用
  • 品川の廻船問屋は仲間へ用立てていた五百両が戻ったその夜に盗賊が入って、店の使い走りをしていた五平という、名前はじじむさいが十九になったばかりのが、突き殺された上に店のすぐ前の掘割へ投げ込まれていたというように、どれも、通之進が示した書きつけ以上のことは出て来ない。 平岩弓枝『御宿かわせみ 12 夜鴉(よがらす)おきん』より引用
  • 芝山の言葉つきが、始めは爺むさくそして要点の話になるとすっかりすっきりした言葉になることを、帆村は興深く聞きとめていた。 海野十三『地獄の使者』より引用
  • その手で出られたのでは、後手にまわった伊沢はすぐ手づまりになり、じじむさい精神主義を振りまわさねばならなくなる。 半村良『楽園伝説』より引用
  • 固い爺むさい鯱張つた感じがうすれて、十五の石のあたまをそれぞれに撫でてやりたいくらゐの靜かさであつた。 堀辰雄『「文芸林泉」読後』より引用
  • いったい若いときからじじむさくみえる男は、案外年をとらないものだが、金田一耕助はその典型的な部類に属するであろう。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』より引用
  • また図書館の上司、同僚たちは「そろそろ自分の年齢を考えて、無理をしないことですよ」と、爺むさい忠告をした。 佐野良二『われらリフター』より引用
  • 只、爺むさく説法や謎を聞かされるのは厭であるが、相阿彌のこの行方は初めはもつと石をつかつてゐてそれを漸次に拔いて行つたものか、もつと少なく石を置きそれに加へて行つたものか、盤景をあつかふやうな簡單な譯に行かなかつたに違ひない。 堀辰雄『「文芸林泉」読後』より引用
  • 台所では、高田村からからみ大根を運んで来た甚助という、名前は爺むさいが、まだ二十五、六の男が、世間話に花を咲かせていた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 26 長助の女房』より引用
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