熟寝
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名詞
18 の例文
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やろうと思えば、顔に出さないで飲むことができる。というより、殺して飲むのが身についてしまっていて、なかなかウマイ酒にならない。座談会が終って二次会の酒場へ行くと、女給に、こちらお静かねとよく言われたものだ。
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同じ種類の魚でも、顔の良し悪しがあって、それが味にも関係してくるという。どういう顔がウマイのか私にはよく分からないが、やはり品のいい顔のほうが味がよいという説がある。たしかに、いかにもマズそうな面をしている魚がいるが、あまり立派な顔もどうなのだろうか、と疑っている。
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やがてスープが出る。これがなかなかウマイので、たいていの人が二杯か三杯お代りをする。ところで、ここまではその日の前菜で、本格的な御馳走はこのあとからはじまる。
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三つが三つともたがいにからみあい、かさなりあい、ときには反撥しあうこともあって発揮される。食欲をウマイ、マズイの味覚からだけで観察するのはひどい過ちである。そこを、まず、警戒しておきたいのである。
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それはそれで楽しいことでもあるのだけど、焼肉の場合は黙っていても舌と胃袋が喜んでしまう。体がそのままウマイと思うわけで、料理評論家の必要がないのだ。それはやはり醤油の媒介があるからではないか。
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千日前という賑やかな盛り場がある。劇場だのウマイ物屋が並んでいて、浅草と同じようなところである。
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そして、料理の手間をかけなければ、かけないほど、ウマイだろう。そういうタケノコを、一度、食って見たくて、機会がなかった。
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当塾の雰囲気とは、ちょっとちがうかもしれないが、ウマイものはウマイ。文句なしのであろう。
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子供を欺してミルクを買うなんて、己はなかなかウマイもんだ。己はやっぱり児童を扱うのに老練なところがある。
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人生には、あの時こうしていたら、というような決定的な分岐点のようなものが、いくつもあるような気のするものです。もう一度やらしてもらえば、もっとウマイことできるんだがなァ、と思う。でも、それをしてしまえば、いまの自分まで他人にしてしまうことになる。
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む、七面鳥なんてプチセレブなもんは初めて食ったがなかなかウマイな。
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日本同様監獄の前に差入物屋があって、銭さえ出せばどんなウマイものでも、酒でも煙草でも買う事が出来ます。僕は余り酒を喫らんが、書物は格別持たず、面会に来るものはないし、退屈で堪らんから白葡萄酒を買ってゴロゴロしながらチビチビ飲む。
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彼女はアルミ製の両手鍋を持っていたが、その鍋、何故か底がキレーに抜け落ちていた。その抜けようは見事の一言で、この世のいかなる工具を用いてもこれほどキレーに穴を開けることは不可能なのではないかと思われるほど、底だけがウマイこと失われていた。
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年寄りたちをヨイショしてウマイ汁を吸っていた連中の末路ですな。もっとも、表沙汰にゃ出来んでしょうから、別件で引責、左遷といった形になるんでしょうが。
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けど、『ウマイもの』と言われたからには要望に応じてやるのも作り手の当然の責務。
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とは言ってもメロドラマじゃなくって、なんであーも、女は心のふん切りの付け方がヘタなのか、という不満なのでありまして。じゃあオマエはウマイのか、というと、これはもう、まかしておいていただきたい。
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こんなウマイ手があるのである。それが巷談屋開業の重大決意をかためるに至ったナイショ話というわけだ。
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