熟す

全て 動詞
373 の用例 (0.01 秒)
  • ことばの定義が熟していなかったために議論が混乱した面もあるだろう。 松浦理英子『優しい去勢のために』より引用
  • それは、 なおいっそう貴重なものが熟してくるのを見ればこそである。 ヘッセ/高橋健二訳『ガラス玉演戯(下)』より引用
  • 東の空に輝いていた赤い星が、熟した果実のように空から流れて落ちた。 高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』より引用
  • 黄金色の円は月を表し、パラオ人の機が熟し独立国となったことを表す。
  • その前によく熟したチーズと、三種類のデザートを人々は口にしていた。 林真理子『野ばら』より引用
  • 最初は緑色をしているが、熟すと黄色になり、ライムにもよく似ている。
  • 愛の光にてらされて、魂と魂の新しい結びつきが、次第に熟していった。 ヘッセ/永野藤夫訳『知と愛』より引用
  • 押しているうちに、和熟して自然に酸味が生じたので鮓と呼ばれました。 平野雅章『熱いが御馳走 食物ことわざ事典II』より引用
  • 秋がゆっくりと動いて冬になり冬が春に変わると、春は日を追って熟した。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • 熟し過ぎたといふよりは、古くなつた果物くだものといふ気がするかも知れません。 田山録弥『草みち』より引用
  • その上のほうの枝には、褐色に熟した小さな種子が群がってついていた。 ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』より引用
  • 私の心の中で、この計画が熟してきたのは、事件の半年ほど前のことでした。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編02 本格推理Ⅱ』より引用
  • それに応ずる覚悟が次第に自分の内側にも熟して来ている感がある。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • 黄に熟したやつは草の中に隠れていても、直ぐと私達の眼についた。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • アラコシア人も四千年にわたって待ちうけており、戦いの機は熟していた。 コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』より引用
  • 女の子を持つ時期が本当に熟してくれば、いつでも手に入るものだ。 ヘミングウェー/高村勝治訳『われらの時代に/ヘミングウェー短編集1』より引用
  • 彼らの観察では、機会はすでに十分に熟しているとしか思われなかったのです。 海音寺潮五郎『寺田屋騒動』より引用
  • 泰平二百何十年、もう、この江戸文化も熟しに熟しきってしまっている。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 或は時代がまだそれほどに熟していなかったことに基くのであろうか。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』より引用
  • 晩秋に熟すが、非常に苦いので、冬の間も鳥に食べられることは少ない。
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