煮える

全て 動詞
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  • 由香利も同意し、それまで煮え切らなかった祖母の弥生も積極的だった。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』より引用
  • 自分の肉や血が、煮えてごとごとと音をたてているのがわかる。 夢枕獏『陰陽師鳳凰ノ巻』より引用
  • というより、はたから見ていてイライラするほどに煮え切らない性格だった。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ 第11巻』より引用
  • 立て続けに聞かれるのは、自分の態度が煮えきらないからだろうと思った。 三上延『シャドウテイカー5 ドッグヘッド(完)』より引用
  • カッと火がついたようになり、喉から煮えた油が出てくるんじゃないかと思った。 中場利一『えんちゃん 岸和田純情暴れ恋』より引用
  • こいつはいい味がでるんだが、あんまり煮えすぎると、苦味がでるからな。 上橋菜穂子『守り人シリーズ01 精霊の守り人』より引用
  • 口を利く張合いも抜けてしまうのだが、胸の中はやっぱり煮えている。 徳田秋声『新世帯』より引用
  • 二人がそこで何をしていたか、想像しただけでわたしは今も胸が煮えかえる思いだ。 三浦綾子『氷点』より引用
  • 心地よい熱を放つ大きなかまどがあり、いつでも鍋で何かが煮えていた。 荻原規子『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』より引用
  • ぐつぐつといまだにえているせいもあって、歯がけそうにすら感じる。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅹ』より引用
  • その際にはアース神の橋が炎を上げること、川の水が煮えることが語られている。
  • そこだけが煮えているように見えるが、むろん、そうではなかった。 夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四』より引用
  • それでも次郎が動き出そうとしないので、ごうが煮えたように叫んだ。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • この男自身がもともときわめて煮え切らない性質だからであった。 山田風太郎『忍法行雲抄』より引用
  • 最後に煮え切らない言葉を付け加えて、池田さんは僕との通話を終えた。 乾くるみ『リピート』より引用
  • 力をかくして負けたのではないことが、胸の煮えかえるほどに無念であった。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • 情勢が煮え切らないなら、こっちから出て行ってはっきりさせてやる。 半村良『英雄伝説』より引用
  • 煮え切らない返事をしながら、田中は図々しくニヤニヤしておりました。 山田風太郎『魔群の通過』より引用
  • と、ここまで考えた時に、龍助は身体の中に血が煮えるのを覚えた。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • なぜこんなことになったのか、と幕暮は脳が煮えるほど考えたが答えはでなかった。 町田康『パンク侍、斬られて候』より引用
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