煮える

全て 動詞
206 の用例 (0.01 秒)
  • 今この瞬間しゅんかんにだってまだ腹の底ではぐらぐらといかりがえているはずだ。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅴ』より引用
  • 佳奈ちゃんは私の格好の方が変だと思ったのからない返事をした。 新井輝『ROOM NO.1301 私と佳奈ちゃんと豪華なお風呂 [2006 01WINTER]』より引用
  • なやみでもおありなのであろうか、煮え切らなさを感じさせる表情だった。 谷川流『涼宮ハルヒの動揺』より引用
  • 真九郎は闇絵の器にも煮えた具を入れ、それに白ゴマをかけてから渡した。 片山憲太郎『紅 第02巻 ~ギロチン~』より引用
  • そういう煮え切らぬ気分のうちに、早くも日がたって初七日の晩のこと。 横溝正史『誘蛾燈』より引用
  • 晩飯は鍋で煮えているから、まあこっちへきて火に当たりなさるがいい。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • あんな意志の弱い煮えきらない者をおかれても、碌なことはありません。 豊島与志雄『変な男』より引用
  • こんなに煮えている鍋のなかで、変らずにいられるものがあるだろうか。 宮本百合子『道標』より引用
  • この混ぜ方が悪いと玉子がダマになったり煮え過ぎたりしていけません。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 出来ることは、ただ胸の中でえているこの感情を吐き捨てることだけ。 枯野瑛『銀月のソルトレージュ02 金狼の住処』より引用
  • 想像の中の父はいつも不機嫌な煮え切らない態度でむっつりとしている。 矢田津世子『父』より引用
  • 雪が水になってやがて湯気が立ち昇り、甘い米の煮える匂いがしてきた。 吉村昭『熊撃ち』より引用
  • あたしはテーブルに戻ってくると、煮えきれない心を抑えてイスに座った。 篠崎砂美『お隣の魔法使い1 ~始まりは一つの呪文~』より引用
  • それは静かな家の中でたゞ一つの物音のやうにかたことと音を立てて煮えた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • ふいに滝は全身を煮えるような激しいものに侵されていきなりつっ立った。 栗本薫『真夜中の天使4』より引用
  • おかげで、私のスパゲッティが煮えすぎてしまったではありませんか。 原田宗典『旅の短篇集 春夏』より引用
  • しかし、ここを逃れてどこに行くつもりであったかと思うと、肝が煮えた。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • やがていもが煮えたというので、姉もおとよさんといっしょに降りてくる。 伊藤左千夫『隣の嫁』より引用
  • 畑の中に南瓜の煮える火を囲んで、私たちは小さな輪をつくっていた。 永井隆『長崎の鐘』より引用
  • かまどでえているのが聞こえるか、なべには何がはいっているんだい? バルザック/山口年臣訳『ウジェニー・グランデ』より引用
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