煩いもない

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  • それが、あのなんの煩いもない少年時代というもんだろうな。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用
  • 彼はその平面のなかに住んで、幸福でわずらいもないね。 E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』より引用
  • 死んだものには、もうなんのわずらいもないのだろうが、生き残ったものの上に残された悲しみや愁いは、そう簡単に消えるものではない。 久生十蘭『春雪』より引用
  • こうしたなんのわずらいもない日常のうちに、しかし桃子の心は、ふっとかげりを帯びることがないではなかった。 北杜夫『楡家の人びと (上)』より引用
  • 一閑は隠居の身だし、庄左衛門は居なかったし、百石ばかりの小身しょうしんな住居なので、気のけるわずらいもない。 吉川英治『濞かみ浪人』より引用
  • これで老後の煩いもないとひと安心したころになって、そのおわかもふとした風邪が大事を招いて病死した。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • 温泉場の静けさ、何のわずらいもない規律に従う生活ぶり、競技場や温泉公園で家柄のよい洗煉されたひとびとを眺めることなど、わたくしの心からの望みにかなっているのだ。 マン/佐藤晃一訳『トーマス・マン短編集2』より引用
  • 一人暮らしで、家族の煩いもないので身軽だった。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用