無味乾燥

366 の用例 (0.01 秒)
  • そう思って、古文の教科書を見てみると、これがいかにも無味乾燥である。 林望『テーブルの雲』より引用
  • そんなことに関心を持たない人間には、無味乾燥むみかんそうな言葉の羅列られつだ。 北村薫『覆面作家の夢の家』より引用
  • 大蔵省の調査レポートといえば、木で鼻をくくった無味乾燥な論文が多い。 高杉良『金融腐蝕列島(上)』より引用
  • 無味乾燥、少しのやはらかみのないものが出来上ったりするのではないかしら。 知里幸恵『日記』より引用
  • 私は無味乾燥な男ですが、それでも昨日は先代所有者が死んだことを車に報告しないではいられなかった。 宇神幸男『消えたオーケストラ』より引用
  • 今までは、平凡な、無味乾燥な女店員という印象しかなかったものだ。 平岩弓枝『風祭』より引用
  • 奥には、やはりツルリとした無味乾燥な通路が、真っ直ぐ伸びている。 九里史生『SAO Web 02』より引用
  • と言っても、狭い廊下に個室がぎっしり並んでいるような無味乾燥なものではない。 茅田砂胡『スカーレット・ウィザード 第01巻』より引用
  • かれは無味乾燥な研究生活にまったく関心がなかった。 ハインライン『動乱2100』より引用
  • 三国志から詩を除いてしまったら、世界的といわれる大構想の価値もよほど無味乾燥なものになろう。 吉川英治『三国志』より引用
  • どうかすると外国人ではないかと思ふほど、無味乾燥な日本語で、しかも本人は少しもそんなことは気にとめてゐない。 岸田国士『方言について』より引用
  • そんな無味乾燥な事実を聞かされた感染者はいったいどう思うか。 井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』より引用
  • 東京の空気は彼女には常に無味乾燥でざらざらしていた。 高村光太郎『智恵子の半生』より引用
  • 東京の空気は彼女には常に無味乾燥でざらざらしてゐた。 高村光太郎『智恵子抄』より引用
  • 彼はいまでもその雪片の無味乾燥な味を思い出すことができた。 シムノン/長島良三訳『メグレ警視のクリスマス』より引用
  • ガリオンの口から出た声もガリオンの声ではなく、無味乾燥で冷徹だった。 エディングス『マロリオン物語10 宿命の戦い』より引用
  • 百二十六人いる、という無味乾燥とした数字だけが、ぽかんと取り残される。 中井拓志『アリス Alice in the right hemisphere』より引用
  • 由来博覧会の出品物は、潤いに乏しい無味乾燥な科学品の多いのを例とする。 佐藤垢石『増上寺物語』より引用
  • 時間表の無味乾燥な数字の羅列を目で追っていると、それだけで私は次第に愉しくなって来る。 外村繁『澪標』より引用
  • 彼は無味乾燥な国策映画を排し、民衆が楽しめる劇映画に主力を注いだ。 角田房子『甘粕大尉 ―増補改訂』より引用
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無味乾燥 の使われ方