無二無三

全て 名詞
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  • 子供はと見ると、もう車から七、八間のところを無二無三にけていた。 有島武郎『卑怯者』より引用
  • と見る警官隊は早くも家を包囲して無二無三に突き入ろうとしている。 ルブラン・モーリス『水晶の栓』より引用
  • こう思いながら無二無三に、麓をさして陣十郎も、走り走り走っていた。 国枝史郎『剣侠』より引用
  • そうしてその声をあげるが早いか、無二無三むにむさんに相手へってかかった。 芥川龍之介『杜子春・南京の基督』より引用
  • そうしてその声を挙げるが早いか、無二無三むにむさんに相手へ斬ってかかった。 芥川竜之介『素戔嗚尊』より引用
  • たとえようもない無二無三な恋慕の情がするどく胸をかきむしりました。 渡辺温『風船美人』より引用
  • 指揮する騎馬武者は、川を無二無三に渡ってくる信長の姿に気付いた。 池宮彰一郎『本能寺(上)』より引用
  • 竜之助は七兵衛を捨てて無二無三に馬を前へ走らせた。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そのあいだをくぐって、関平は無二無三に、父を扶けて味方のうちへ駈け込んだ。 吉川英治『三国志』より引用
  • おそらくは明智勢の混雑のなかを無二無三まぎれこんで入ったものであろう。 吉川英治『新書太閤記(七)』より引用
  • 二人は無二無三に半七をじ伏せようとするのである。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • そうしてもう一度無二無三むにむさんに、妻の体を梁の下から引きずり出そうといたしました。 芥川龍之介『舞踏会・蜜柑』より引用
  • すると馬は又、元のやうに無二無三に狂奔するのである。 ゴーチェ・テオフィル『クラリモンド』より引用
  • おまえも俺も 無二無三に歩いてきた。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • 馬は、きずの痛みでうなっている何小二かしょうじを乗せたまま、高粱こうりょう畑の中を無二無三むにむさんに駈けて行った。 芥川竜之介『首が落ちた話』より引用
  • かくてようやく目的地に至りついた米友は、森の闇の中へ二メートルの木柱をかついだなりで、無二無三に進み入りました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 感謝の抱擁には相違ないが余りに強い腕の力で無二無三に絞め付けられ思わず悲鳴を上げようとした。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • そうしてもう一度無二無三むにむさんに、妻の体を梁の下から引きずり出そうと致しました。 芥川竜之介『疑惑』より引用
  • 勇み立って、合詞あいことばのように絶叫しながら、無二無三にりこんで来た。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • そのため、紙帳を冠ったまま、無二無三に逃げ廻ったのである。 国枝史郎『血曼陀羅紙帳武士』より引用
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