焉んぞ

全て 副詞
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  • 徳川氏たるもの、焉んぞ豐臣氏に對して異圖を抱くを得んやである。 幸田露伴『努力論』より引用
  • いずくんぞ知らん、信長の生涯一度の饒舌が、彼の天運・天命を暗に示していた。 池宮彰一郎『本能寺(下)』より引用
  • とみ跋扈ばっこするというと、いつも米国を例にとるが、いずくんぞ知らん日本にもその例にとぼしからぬを。 新渡戸稲造『自警録』より引用
  • これに対し、子路が、重ねて死の問題を問うので、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らんという事になった。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • 然れども侯は決して他の藩閥者流の如き政党嫌ひの政治家にあらず、政党嫌ひの政治家にして焉んぞ自ら政友会を組織することあらむや。 鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』より引用
  • 然れども侯は決して他の藩閥者流の如き政黨嫌ひの政治家にあらず、政黨嫌ひの政治家にして焉んぞ自ら政友會を組織することあらむや。 鳥谷部春汀『明治人物月旦(抄)』より引用
  • いうを休めよ、三月の下り凧は江戸ッ児の末路を示すものだと、江戸ッ児本来の面目は執着を離れて常に凝滞せざるを誇りとするもの、いずくんぞ死と滅亡とに兢々たるものであろうぞ。 柴田流星『残されたる江戸』より引用
  • んぞ仁なるを得ん。 吉川幸次郎『中国の知恵』より引用
  • 儒学は神の存在を完全に否定するわけではないが、『論語』の中の「子、怪力乱神を語らず」、「未だ人に事うること能わず、焉んぞ能く鬼に事えん」といった言葉から窺えるように、神を超越的な存在とせず、神との相対関係のなかで思考したり行動したりしないことが提唱されている。 張競『恋の中国文明史』より引用
  • 麒麟未だ老いず、焉んぞ駑馬視せらるゝ理由あらんやぢや、はは。 石川啄木『我等の一団と彼』より引用
  • 子曰く、未だ人に事うるあたわず、いずくんぞつかえん。 和辻哲郎『孔子』より引用
  • 燕雀焉んぞ大鵬のこゝろざしを知らんとはこの事で、貴樣たちのやうな小人ばらに英雄豪傑のこゝろざしが判ると思ふか。 岡本綺堂『正雪の二代目』より引用
  • 諺にも、〓《にわとり》を殺すにいずくんぞ牛刀を用いんと申しますように、正統軍がみずから行かれるほどのことはございません。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(六)』より引用
  • 曰く、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。 和辻哲郎『孔子』より引用
  • いづくんぞ知らん、貫一が心には、さしもの恋を失ひし身のいかで狂人たらざりしかをあやしむなりけり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 孔子対えて曰く、子、政を為すにんぞ殺すことを用いん、子、善を欲せばすなわち民善からん、君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草はこれに風をくわうるとき必ずす。 和辻哲郎『孔子』より引用
  • いづくんぞ一片の哀辞なきを得んや。 山路愛山『北村透谷君』より引用
  • 嗷嗷ごうごうとして迫り詰りて曰く、「吾輩食をもとむるの暇あらず、焉んぞ学校を用いんや」と。 松本健一『われに万古の心あり』より引用
  • 然れども吾人、あに偏狭みづから甘んぜんや、凡そ道義を唱へ、正心せいしんを尊ぶもの、釈にも儒にもあれ、吾人いづくんぞ喜んで袂を連ねざらんや。 北村透谷『「平和」発行之辞』より引用
  • 夕月淡く柳がくれの招き行燈あんどに飛ぶとり落とす三遊亭圓朝が一枚看板、八丁荒しの大御所とて、いずくんぞ沙弥しゃみより長老たり得べけむや。 正岡容『小説 円朝』より引用