烈しい

全て 形容詞
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  • 子供は二人が喧嘩でもするのかと思って、烈しく泣いたということです。 島崎藤村『藁草履』より引用
  • しかしあの時とは違って、心のどこかに烈しいむなしさを感じていました。 宮本輝『錦繍』より引用
  • 文子の頭をつかんだ手に力を加え、その動きをさらに烈しいものにした。 花村萬月『イグナシオ』より引用
  • しかし犬にしてはいくら大きいにしても、余り勢が烈し過ぎると思った。 夏目漱石『門』より引用
  • 新発見の諸地方において彼らほど烈しくこの喜びを示したものはない。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』より引用
  • 何か固いものが烈しく腰のあたりにぶつかって闇の一方へ落ちていった。 光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』より引用
  • 太陽は東の空に上っているが、その陽ざしはまだそれほど烈しくはない。 外村繁『澪標』より引用
  • 雪はいっそう烈しくなっており、積雪はすでに二十センチを超えていた。 小池真理子『雪ひらく』より引用
  • 喧嘩けんかはげしくなり彼が大声を出すと、困ったようにしくしく泣き始めた。 福永武彦『廃市・飛ぶ男』より引用
  • 彼女の顔にははげしい心の動揺があらわれたが、またすぐに消えてしまった。 プーシキン・アレクサンドル・セルゲーヴィチ『世界怪談名作集』より引用
  • だがそのとき、佐伯は叫びだしたいような烈しいショックを感じていた。 半村良『英雄伝説』より引用
  • 事の次第も其の烈しさも本文中に述べた通りで昔と少しも変る所が無い。 中島敦『南島譚』より引用
  • 折よくボクサーは計画的な刺激を加えられなくても烈しく吠えはじめた。 ディケンズ/村岡花子訳『炉ばたのこおろぎ』より引用
  • それは、幼い子供が何よりも烈しく求めるものは母の愛だからである。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 一日でも二日でも全く孤独のない時が続くと、彼は烈しい飢餓を感じた。 江戸川乱歩/紀田順一郎編『江戸川乱歩随筆選』より引用
  • 長い廊下を全速力で走ったかのように、心臓の鼓動がはげしくなっていた。 小池真理子『狂王の庭』より引用
  • 見たところ、ベンスンには敵はなく、だれかと烈しい喧嘩もしていない。 ダイン/井内雄四郎訳『ベンスン殺人事件』より引用
  • 大きな山は五分に一度ぐらいずつ時をって、普段ふだんよりはげしくごうとなる。 夏目漱石『草枕・二百十日』より引用
  • だがそのような彼女たちの欲求は男性ほど強くはないし烈しくもない。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • わたしも一年ごとにだんだん深く、烈しく物を感じるようになったわ。 ウルフ/大澤実訳『ダロウェイ夫人』より引用
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