澄む

全て 動詞
121 の用例 (0.00 秒)
  • 誰もが動きを止め、カウンターの中から聞こえてくる声に耳を澄ませた。 恩田陸『ドミノ』より引用
  • 運転手もとくに熱心にその音楽に耳を澄ませているようには見えなかった。 村上春樹『1Q84 BOOK1』より引用
  • その声は深く澄み、まるで森のこずえが風に鳴っているような印象を受けた。 水野良『ロードス島戦記 外伝「ハイエルフの森 ディードリット物語」』より引用
  • 半時間ばかり耳を澄ませて横たわっていたが、なんの音も聞えなかった。 フィルポッツ/井内雄四郎訳『闇からの声』より引用
  • 耳を澄ませてみるけれど、小佐内さんの電話の声は聞こえてこなかった。 米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』より引用
  • それからふたりは必死になって、走り去っていく街の音に耳を澄ませた。 石田衣良『アキハバラ@DEEP』より引用
  • 未練がましく耳を澄ませたが、上の部屋からは何も聞こえてこなかった。 奥田英朗『ララピポ』より引用
  • 彼が玄関のドアを開けて出ていくまで、葉はじっと耳をませていた。 三上延『シャドウテイカー3 フェイクアウト』より引用
  • 耳を澄ませて聞いていると、しあわせなら何とかという日本の歌である。 井上靖『星と祭下』より引用
  • その夫の顔は、自分とはなんの交渉もなささうに、澄んで引緊つてゐた。 水野仙子『散歩』より引用
  • 悪趣味だとは思いつつも、私はつい彼らの会話に耳を澄ませてしまう。 山本文緒『紙婚式』より引用
  • こんなに空気の悪い都会でも、秋になれば少しは空気がむものらしい。 小野不由美『悪夢の棲む家 (下) 挿絵あり』より引用
  • まわりの部屋の生徒達は息をころしてことのなり行きに耳を澄ませている。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • そんなときでも、よい育ちをした恩樹の眼は静かに澄んでいたのである。 室生犀星『童子』より引用
  • 話を聞くときにじっとこちらを見つめる目が大きくて白目が澄んでいる。 川上弘美『蛇を踏む』より引用
  • 空が秋らしく青空に澄む日には、海はその青よりやや温い深青に映った。 梶井基次郎『城のある町にて』より引用
  • どこまでも澄んでゐて、しかも底の知れないものが、眞に深いのである。 三木清『哲学はどう学んでゆくか』より引用
  • そして何か小さな音に耳を澄ませるときのようにそっと目を閉じた。 村上春樹『国境の南、太陽の西』より引用
  • この日最後の船が港に着いたことを知らせる、高く澄んだ鐘の音だった。 上橋菜穂子『守り人シリーズ07 蒼路の旅人』より引用
  • そのとき、悲鳴と衝撃音が聞こえ、ハリーは足を止めて、耳を澄ませた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 06b ハリー・ポッターと謎のプリンス(下)』より引用
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澄む の使われ方