演劇的土壌

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  • 演劇的土壌とは、作者と批評家と俳優と観衆と、更に興行主との合作になる、劇場中心の芸術的雰囲気である。 岸田国士『新劇の黎明』より引用
  • しかし、例外のないことは、ちやんと、一国に於けるある時代の演劇的土壌が、一個の才能を徐々に豊かに育て、次第に高い方向へ引きあげて行つたといふことである。 岸田国士『新劇の黎明』より引用
  • さて、そこで、わが国の現状に戻つて考へれば、上に述べたやうな演劇的土壌が、明治このかた、実にお話にならぬほど瘠せてゐたといふのが、偽りのない事実であつて、劇文学の夜はまさに秋のそれのやうに長かつた理由がそこにある。 岸田国士『新劇の黎明』より引用
  • 何とかの蔭には女がゐる、といふ諺を真似れば、一人の天才戯曲家の蔭には必ずなんらかの意味で肥沃な演劇的土壌があり、少くとも、かゝる土壌を代表する特定の人物、例へば、すぐれた劇評家または劇作家の友人がゐるとか、時の名優或は名演出家を親友にもつとか、さういふ事実が歴然としてあるのである。 岸田国士『新劇の黎明』より引用